DIY玄関前のアプローチと階段をリンクストーンMと洗い出し基材でリフォーム - よっちことサン太

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2018年12月7日金曜日

DIY玄関前のアプローチと階段をリンクストーンMと洗い出し基材でリフォーム

新築の時は綺麗だった玄関前のアプローチが年月の経過により色が黒くなり、ところどころに剥げたあとがでてきました。

高圧洗浄機で洗浄すると綺麗にはなるのだが、小石がポロポロとはがれるようになってきたので自力でリフォームすることにしてみました。

しかし、リフォームと言っても同じ工法で補修するだけでは数年後再度メンテナンスが必要となるので悩んでしまいます。



現在の玄関まわりの施工方法は
玄関まわりのアプローチの素材は天然石を樹脂で固める施工方法です。
これは水はけも良いし、滑らないし、天然石ですから綺麗なんです。

しかし、この施工方法は水はけが良い反面、隙間にホコリやゴミが入ると段々汚れて黒くなってくるし、経年劣化で樹脂が剥離し天然石が取れてしまうのです。

その結果、段々見栄えも悪くなって汚くなってくるのです。

現在はこのようなに剥げた状態になっています。
一応高圧洗浄機での清掃後なのですが、まだ若干黒い気がします。
▲これが玄関前で天然石が剥がれている状態(施工に問題があったのかも)

▲これが階段の付近


この施工方法について少し調べてみると、5年ぐらいに1度程度施工面の上からメンテナンスキットなどを使って樹脂を塗れば石の剥離もなくなるとなっていたのですが、そんな説明を当初施工時には受けていないので放置の状態でした。

その結果、このような状態に・・・・

それにこの工法では水はけが良い反面、隙間に汚れがたまるので黒ずんで汚らしくなります。

この点を考えると
やはりタイル張りか自然石(大き目のタイル状のやつ)を使って施工してもらったらよかったと後悔です



玄関アプローチをリフォームすべく安易に行動

今回は、余りにも汚くなったのでその玄関のアプローチの部分をノミ(チゼル)とハンマーで撤去する事にしてみました。

ホームセンターでノミ(チゼル)を購入し、家にあるハンマーを使っての作業です。

1つの階段部分を削るのに約2時間掛かってしまいました。
もうフラフラの状態です。

そして削った部分を高圧洗浄機で洗った跡を見てみると、完全に削り切れていない事が判明。
土台のコンクリートに小さな天然石が完全に固まっていて上手く剥離出来ていない状態が判明しました。

これが削る前


これが削った跡の状態
▲必死で削ったのですが土台のコンクリートにガッチリと引っ付いていて、削るのはこれが限界でした。

これだと、この上にペンキなどで塗装することは不可能では無いかと感じる始末で、土台ごと破壊して1からやり直しとまで考えざるを得ない状態となってしまいました


1つの階段を必死で約2時間を掛けてノミとハンマーで削ったので、左手をハンマーで叩くし、右手はハンマーを何度も何度も叩き降ろしているので手や腕は痛いし、立ったりしゃがんだりしているので足の太ももが筋肉痛で、もう大変です。

このような作業をあと2つの階段と玄関まわりまでするとなると、もうとても無理だと言う判断となってしまいました。

当初考えていたのは、その階段部分を削ったあと塗装する方法でした
娘がリフォーム会社に勤めているので会社の人に聞いてもらうと塗装なら安く上がるという答えをもらってきました。

塗装なら汚れも付きにくいので後々のメンテナンスが楽かな?
といった具合です。

ただ、仕上げの問題や雨の日に塗装の部分で滑る可能性もあったのでチョット業者に聞いてみる必要も感じてはいました。

しかし、これ以上削るのは無理と判断したことや、土台部分と天然石の部分をキレイに剥離出来ない事が判明したため方針変更です。

階段部分を塗装するとなると、やはり今の部分を機械を使って削り取ってからコンクリートで仕上げて塗装のような気がします。
これだと結構費用も掛かりすですね。


施工方法の方針変更

色々と考えを巡らし、四国化成のカタログを見ていると今施工している天然石の上から舗装用の材料を流し込んで拭き取る「洗い出しの方法」を見つけました。

これなら、今のアプローチの状態の上に材料を流し込む事で施工した部分がより強固になるらしい
そうすれば、今まで小さな石が少しずつ剥離していたのが、その材料で固められる状態となることから補修も出来ることが判明。


これは良いということでその方法を検討

すると折角削った階段1段を前の状態に戻す必要が出てきました

仕方がないので、「四国化成のリンクストーンMのセット」を購入して施工をした上からその洗い出し工法を試してみることを検討。

この洗い出し工法とは「舗装用洗い出し基材」と言われるもので、これを従来のアプローチの上に施工することで従来は車のガレージに出来なかったのが、車のガレージにも耐えられるようになるそうです。


そして早速材料を注文
材料は

四国化成のリンクストーンM 1.5㎥舗装用樹脂セット
この材料で一旦削った部分を元の状態に復元します。


四国化成の舗装用洗い出し基材
この材料を上から流し込んで仕上げる事で頑丈になります。



不足している道具は

材料を練るのにインパクトドライバーに取り付けられるアタッチメント
SK11 ペイントミキサー 六角軸 羽根径60mm SPM-5
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ゴム製のコテ
舗装用洗い出し基材を塗るのに使用します。
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洗い出しの時に使うブラシ
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洗い出し処理の際に使う吸水クロス
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届いた材料は

これがリンクストーンMの1.5㎡のセット(赤みかげ)
▲Mサイズの赤みかげ石の骨材とプライマーと主剤と説明書が入っていました。


★施工方法★

【リンクストーンMの施工方法】

今回の作業は、最初に削ってしまった階段と剥げて石が無くなっている部分を補修します。
そしてこの作業はリンクストーンMの1.5㎡の舗装用樹脂セットを使って施工します。

施工方法は、施工部分にプライマーを塗ったあと骨材と主剤を練った物を塗って施工します。
この作業は手早く行わないといけないのでチョット焦りました。


使った道具は

  • 舟(材料を練る為)
  • 手鍬(材料を練る為)
  • コテ(普通のカネのコテ)
  • スコップ(園芸用のスコップで補修の部分で使った)
  • ペットボトルの底の部分(ここにプライマーを入れる)
  • 刷毛(プライマーを塗る)


1)最初に付属していたプライマーを施工部分に刷毛で塗ってゆきます。
このプライマーって結構シンナー臭いので吸い込まないようにマスクをして注意しながら施工します。

2)骨材と主剤を練ります。
最初は骨材と主剤をバケツに入れて練ろうと思ったのですが、1.5㎡の骨材を一気に寝ることが出来ない事が解ったので、舟を使って練ることにしました。
これなら一気に練ることが出来るので骨材と主剤の配合を間違う事がありません。
届いた骨材と主剤を全部入れて一気に練ります。
▲この舟に骨材を全部入れて主剤と手鍬を使って混ぜます。

3)練上がった材料の一部を使って穴が空いていた劣化した部分を埋めてゆきます。
ところどころ穴が空いていたのでコテで叩くように押さえます。
▲新しく購入した骨材で補修したので色が違っています。
昔の骨材を主剤と混ぜて使えば良かったと反省。


4)メインの階段の部分を仕上げてゆきます。
手鍬で材料を階段部分においてコテでならしてゆきます。
若干の勾配も必要だし、左右の水平も見ておかないといけませんね。
材料は単にならすだけでは骨材同士に隙間があくので、コテで叩いて仕上げます。
▲今回施工したのが上の部分です。
下の階段は穴が空いていたので補修しています。
同じ色の材料を頼んだつもりだったのですが、色が違いますね。
色あせの部分があるのか、昔施工してもらったときの骨材の種類が不明だったので仕方ありませんね。

5)あとは仕上げた部分を踏まないようにして終了です。
一応24時間乾かすらしい。
雨が降らない事を祈ります。
▲なんか曇ってきたのでビニールを掛けておきました。



【洗い出し作業の施工方法】

先日施工した部分が完全に乾いたので、今度はその施工した部分に洗い出し基材を使って洗い出し加工を実施します。

届いた材料は

ビニールの袋に入っています。
1つ5Kgで1.5㎡施工できるようです。

▲使う基材は、材料を練る為のバケツとドリルとアタッチメントのミキサー
そしてゴムの鏝とハケです。


事前準備:汚れると困る部分は養生テープなどで保護しておきます。
▲汚れると困る部分には養生テープを貼っておきます。
養生テープを貼っても隙間に材料がしみ込んでくるので後から清掃は必要です。

1)まず1.8リットルの水を用意し、バケツに1.5リットルの水を入れたあと、洗い出し基材をすべて入れて10分程度練り置きし、残り水0.3リットルの水を加えて練り上げる。
※練った材料は1時間以内に使用すること。
▲最初の1.5リットルの水を入れた時の材料の様子。
この後0.3リットルの水を加えて再度練ればもう少しドロッとします。

2)材料をリンクストーンMの上に流し、内部まで侵入するようにゴムコテで数回叩き込みながら塗布します。
ゴムコテのヘリを使いながら、石の表面が現れる程度に余分な材料をかきとりながら勧めてゆきます。

3)硬化するのを待ちます。
夏場で1時間、冬場で2時間程度。
もし直射日光などで表面が乾燥し始めたら直ちに次の工程にゆくこと。
▲塗り終わった状態がこんな感じです。

施工前はこんな感じです。
補修跡も消えてチョット綺麗になっていますよね。


4)少量の水を含んだ刷毛で表面をこすってアマをだします。

5)表面に出たアマは塵取りやルールローラーで吸い取ります。
▲ハケで表面を擦ってアマを吸い取って暫く放置した様子。
若干色合いの濃い所と薄い所があるのはまだ完全に仕上げていないからです。

6)残ったアマはスポンジやウェスで完全に拭き取ります。
そして、表面が白く乾燥してきたらキレイなスポンジやウェスで仕上げ拭きをします。


7)養生をして終了です。
通常の季節は24時間立ち入り禁止で、10度以下の場合は48時間、車の侵入の場合は3日間立ち入り禁止にします。


これが後から施工した階段部分です。
ブロックの立ち上げ部分や石積みの部分が汚れるので養生しています。


あとがき
材料を練る為に購入したインパクトドライバーのアタッチメントですが、材料を練っていると粘度が固くなってトルクが掛かってしまったのか、溶接が外れてしまいました。
インパクトドライバーでの使用はトルクが掛かると「カンカンカン・・・」と叩いて力を加えるのでその衝撃で壊れた可能性があるので注意が必要です。
▲バケツの3回目の練りで壊れてしまいました。
これが千切れたアタッチメントです。

作業がまだ残っているので別のアタッチメントを購入しました。
このアタッチメントはドリルに装着する仕様なのでインパクトドライバーの様に衝撃を加えるタイプで無いので最後まで無事使用する事が出来ました。
こちらのアタッチメントの方が溶接がしっかりしてそうでお勧めですね。

購入したアタッチメントはこれ

TRUSCO(トラスコ) パワーミキサー高粘度用 TM-60
トラスコ中山(TRUSCO)
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出来上がりはこんな感じです

▲ハケで表面を擦ってアマを取り拭き上げた後の写真です。
滅茶苦茶綺麗とまでは言いませんが、成功前よりは綺麗になっています。


洗い出し部分の拡大写真
▲このように自然石の隙間に洗い出し基材の材料が入り固まってこのような状態になります。
この写真は古いアプローチの上に施工した部分なので天然石の密度がバラバラになっていますが、よく見ないと解らないので良しとします。

まとめ

当初は現在の階段の天然石の部分をすべて削ってからペンキなどで塗装しようと思っていたのですが、表面の天然石を削るのが非常に大変だったので1箇所で中断し方針変更。

その結果、削った部分を復元するためにリンクストーンMで施工。
その他の部分で傷んで剥がれている部分を補修。
仕上げは舗装用洗い出し基材にて階段を含む全てのアプローチに洗い出しの施工を実施しました。

私の場合中学生の頃に家業(建築業)の手伝いをしていたのでセメントを練ったり、コテを使うなどの作業は体が覚えているので何とかなりました。
ただ、初めての樹脂を使った施工や洗い出しだったので時間的な制約の部分で焦りましたが何とかなりました。

ただ、年齢的な部分と日頃運動をしていないので、しゃがんだり立ったりする作業で筋肉痛や腰痛を招いたのがチョット辛かったですね。
1回作業をすると3日ほど間隔を開けないと体が痛くて作業できません(笑)

新しく施行したリンクストーンMと補修した部分が従来の施工部分との色が異なっていた部分が少し気になっていたのですが、最終的に洗い出しの工程を終了すると思いの外気にならない仕上がりとなったので良かったです。

これで、後数十年は補修の必要は無いと思います。
チョット疲れましたが、やって良かったですね。
ご参考に!


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