Panasonicのエアコン(CS-X400D2)からの異音に気づき対応した流れを紹介します。
この現象は暖房時にしか発生しなかったので購入してから10ヶ月以上経過してからの対応となっています。
仕様なのか個体差なのか考えさせられる案件です。
我が家のエアコンはPanasonicのCS-X400D2を東芝のエアコンからの入替えで使用しておりました。
東芝の大清快も結構お気に入りで、当時省エネ仕様でエアコンのパネルで今現在の電気代を表示出来る仕様となっていました。
しかし設置後8年ぐらい経過してから毎年夏になると室内機から水漏れが発生し、そのたびに水抜きをしないといけない状況となっておりました。
機能的には全く問題は無く正常に動いていたのですが、室内機の内部を見ると「カビ」が発生しており衛生的にも良くないので思い切って交換する事となりました。
そして今回購入したのがパナソニックのエアコンです。
入替え時期は3月頃の価格的に安くなってきたころで購入し設置して頂きました。
そして最初の夏のエアコンの時期は快適に過ごしていたのですが、暖房を入れる時期になってから???
ふと、気になる現象が発生。
何かエアコンがしゃべっている?
「ブシュ・ギュル?」カエルが鳴いている音?
何とも説明の出来ない音がエアコンから聞こえるようになっていました。
最初この音を聞いた時は「エアコンが何かしゃべっている」という感覚であまり意識をせず、こんなものなのかを諦めムードで使用を続けておりました。
ところが、ある日お昼寝をしようとするとなかなか寝付けない時があったのです。
その時、エアコンの異音が定期的に鳴り気になって余計に寝れずイライラする状況になってしまったのです。
「やっぱりおかしいよな!」
「他にある家のエアコンでこんな定期的に音がなっているエアコンってないよな!」
「やっぱりこのエアコンって異常ではないのかな?」と考えるようになり
このエアコンの音を聞くたびに段々イライラが募ってきました。
そうなると辛抱する気になれず問い合わせをするモードに入ってしまったのです。
この時既に購入設置してから10ヶ月経過!
まずはどのタイミングでその音が鳴っているか調べる事に
そのタイミングとは
冷房時は聞こえなかった
暖房時のみ発生し、暖房が送風(待機)状態から暖房が効いてくるタイミングで音が鳴りだし、暫く鳴った後その音が消え、また暫くすると音が鳴り出す事が判明。
修理サポートセンターに連絡
今回はヤマダ電機で購入したので、早速ヤマダデンキ修理サポートセンターにメールで問い合わせを実施。
(電話すると時間も掛かるのでメールが楽ですよね)
その後ヤマダデンキ修理サポートセンターより修理受付メールが到着。
そして後日、パナソニックのサービスセンターより電話連絡があり訪問の約束。
訪問当日
担当者にエアコンの音の症状を実際に聞いてもらう
(音が鳴っている事を確認して頂く)
「冷房時は気にならず暖房時に気になったのですね?」
と確認される。
「そうです」と回答
「この音は触媒の流動音ですね」との回答
対応を確認してみると
「この現象は他でも言われたことがあり、触媒の圧力を調整するプログラムの書き換えをすると音が軽減される可能性があるので試されますか?」と提案される。
冷房よりも暖房の方が触媒の圧力が高いので暖房の時に音が気になるのではとの事だったので早速ファームウェアの書き換えで対応を依頼。
「2週間程度お待ちください」との事で今日の対応は終了。
後日再訪問前の連絡にて
Panasonicより「本日、エアコンのガスの入替えに伺います」と連絡がある。
「?ファームウェアの書き換えでは無かったのですか」と確認
すると
「担当者が私に代わり、調べてみるとこの機種のエアコンはそれの対応が出来ない機種だったのでガスの入替えをさせて頂きたいのですが」との事だったのでお願いする。
そして訪問して頂き、エアコンのガスの入替え作業を実施。
そして試運転を実施。
結果は、全く変化が無い
何か余計に音が大きくなった気もした。
担当者も「この音ですね」と確認された。
私としては担当者に何とかしてほしいと依頼して帰ってもらう。
後日連絡が入る(2週間後)
「調べてみたのですが、この触媒の流動音はこの機種の仕様となっています」との回答
「何とかなりませんか、今まで使っていた他社のエアコンや他の部屋で使っているPanasonicの2台のエアコンはこんな音は鳴っていませんが」
「では、エアコンを交換しますか?
でも、仕様なので流動音が消えないかもしれませんが」とのこと。
「エアコンの交換をしていただけるなら、もしダメでも諦めます」と回答
交換作業
Panasonicから依頼されたヤマダデンキの工事担当者二人が交換作業の為に訪問。
取り外した室内機や室外機はPanasonicに返却しないといけないらしいので、綺麗に梱包されました。
(元の状態に梱包するって結構面倒だから手間をかけますねと心の中でつぶやく)
そして交換作業が完了
動作確認
そして30度の暖房で動作確認
暖房時の立ち上がりで流動音が発生するので注意深く聞き耳を立てる。
?音が気にならない
ヤッパリエアコンに問題があったのか!
と思い、設置業者の方には音が鳴っていない気がする事を説明し作業終了となる。
その後、暖房20℃設定での送風と暖房の切替時の流動音を確認する事に
すると送風時と暖房時の切替時の流動音が気にならない。
でも、暖房時たまに「チョロッ・・・」と言う音が聞こえる時がある。
しかしこのレベルの音の場合、テレビを見ていたり何かに気を取られていた場合は気にならないレベルで、聞き耳を立てていて初めて聞こえるレベルの音である事が判明。
これがPanasonicが言うこの音が仕様なら問題は無い。
しかし、以前の機種の場合はテレビを見ていても聞こえていたし、リビングで昼寝をする時は気になって寝れない時もあったので明らかに症状は改善しています。
Panasonicが流動音は仕様だと言っても
その流動音の音の発生タイミングやその流動音の音の大きさと頻度が異なると言う点です。
今回、交換して頂いたことで
明らかにエアコンの個体差(故障であるかは別として)であると解りました。
もし同じ症状を抱えておられる方があれば、症状を確認した時点で納得出来るまで相談する事をお勧めします。
あとがき
最近購入する家電については不良品が手元に届く頻度が多くなってきた気がします。
Panasonicの有機液晶テレビの液晶が1年で壊れて液晶パネルを交換したり、Panasonicのドラム式洗濯機の乾燥が出来る時と出来ない時が発生して洗濯機が交換になったり
はずれを引いてしまっています。
異常があれば、連絡して修理してもらって、修理でも治らないと交換してもらってと時間も手間も掛かってしまいます。
そして自分がクレーマーかと思われないかとも気になるし
交渉は丁寧に高飛車に出ずこちらの思いを伝えて交渉をするように心がけていますが購入するたびに修理センターに連絡するとなると神経質な人だとも思われてしまうのではと思ってしまいます。
多分メーカーや下請けの部品の検査基準が落ちているのではないかと思います。
ただ、Panasonicの製品についてはキッチリと対応をしてくれるし場合によっては商品の交換もして頂けるので信頼できます。
他のメーカーではよっぽどのことが無いと交換までして頂けないので私としてはPanasonicは安心して利用出来ますね。