今まで使用していたパナソニックや日立のエコキュートではその機能があります。
この機能が無ければ日中の高い電気料金の時にお湯を沸かす事になるのです。
勿体ないですよね。
そこで色々と考えた結果その「日中沸き上げ停止」機能に代わる機能を考えたのでご紹介します。
「日中湧き上げ停止」と言う機能は次のような機能です
エコキュートによるお湯の沸かすタイミングは基本的は深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かします。
しかしお湯の残量によっては安い深夜電力時間になるまでにお湯を沸かす場合があります。
勿論、本当に足りなくなったのでお湯を沸かすのであれば問題無いのですが、本日はもうお湯を使わない状態なのにエコキュートがお湯を沸かすのであれば勿体ないですよね。
それを回避するためにあるのが「日中湧き上げ停止」と言う機能です。
さらに言うと、毎日使用するお湯の量が決まっていて深夜に沸かしたお湯の量で一日が確実使用出来てお湯の残量もギリギリえ使えているという場合はこの機能があれば節電出来るのです。
この機能は、お湯を沸かす時間は深夜の電気代が安い時間に限定され、日中の時間帯には一切沸かさない機能となっています。
勿論この機能を使用している場合に来客などによりいつもより使用量が増えた場合は手動で湧きまし運転をしなければなりません。
この手動湧きましが1ヶ月に何度あるかの問題ですよね。
そして何よりもこの「日中湧き上げ停止」を一度設定しておけば設定を解除するまで何日も設定が有効になっていると言う点です。
三菱エコキュートにはこの「日中湧き上げ停止」が無い
三菱エコキュートにも「わき上げ休止(当日)」と言う機能があります。
しかし、この「わき上げ休止」機能は当日のみ有効と言う制限がついています。
という事は毎日この「わき上げ休止」と言うボタンを忘れずに毎日押さなければならないという事になるのです。
「わき上げ休止」のボタンを押すのを忘れてしまうと勝手にわき上げしてしまったという結果となるのです。
そこで考えた方法を今回紹介致します
この方法を使えば「わき上げ休止」ボタンを毎日忘れずに押さなくても日中は一切わき上げする事無く利用する事が出来るようになります。
但し前提条件があるので注意下さい。
我が家での利用条件
朝の洗面と夕方までの台所などでのお湯の使用
重要:朝にお風呂やシャワーなどで大量にお湯を使わない条件
お風呂の時間帯は午後6時30分にお風呂を入れて家族が順番に入り、午後9時頃にはお風呂が終了します。
ポイントは
お湯を大量に使うのはお風呂に入る午後6時半以降で午後9時頃にかなりお湯の残量が減っている状態になっている事が前提となります。
※もう少し言えば大量にお湯を使う時間帯(お風呂の時間帯)は夕方以降で、お風呂が終了すればそれ以降余りお湯を使わない環境であるのが条件となります。
つまり、何の設定もしていない場合はこの午後9時頃にエコキュートがお湯の残量が減少したと言う判断をしてお湯を沸かし始めるのです。
そしてこの時のお湯を沸かす機能を停止するのが今回の目的となります。
もう一つ大切な条件は電気の契約内容です
我が家の電気契約内容は
関電契約のはぴeプランで
- ナイトタイムは17:00から翌7:00まで
- デイタイムは10:00~17:00まで
- リビングタイムは17:00~23:00まで
そこで考えたのが三菱エコキュートにある「ピーク停止」機能が使えないかと言う事です。
この「ピーク停止」機能とは電気料金が高い時間帯のお湯の沸きましを停止させる機能です。
この「ピーク停止」の時間は「電力契約モード」で設定した内容により自動的に「ピーク停止」の時間が設定されます。
我が家の関電のはぴeプランの場合は「グループA」の「EP01」に設定してあります。
これにすると
深夜時間は23:00~7:00
ピーク時間は10:00~17:00
となりエコキュートが深夜時間に自動的に湯沸かしの時間を決定します。
そしてお湯の不足を判断するとピーク時間以外にお湯を沸かします。
※ピーク時間湯沸かし停止が設定されている場合
もしこのピーク時間を変更すれば問題解決にならないのか?
という事でエコキュートの設定を見直してみました。
すると「電力契約モード」の中に「マニュアル」と言う項目がありました。
この「マニュアル」と言う設定モードには「深夜時間帯」「夜間能力」「夜間動作」「土日モード」「ピーク停止開始」「ピーク停止終了」と言う項目があります。
そこでこの「ピーク停止開始」と「ピーク時間停止」を変更すれば良いのではないかとの答えを得たのです。
但しピーク停止開始と停止の時間には制限があり開始と停止の時間は8時間以内となっています。
上記我が家での使用方法での設定を考えると
夜家族全員がお風呂に入り終わった後からの自動的な沸きましを停止するのが目的になります。
従ってピーク停止開始とピーク停止終了を次のように設定しました。
ピーク停止終了時間:23:00(深夜時間帯に入るまで停止させたい)
ピーク停止開始時間:15:00(23時から8時間逆算)
この設定にすれば午後3時から午後11時までお湯が減っても勝手にお湯が沸かない設定となります。
▲そしてピーク停止の時間帯になると自動的にこのように「ピーク停止」が機能します。我が家の設定では午後3時までに大量にお湯を使わないのでお湯は不足しないと言う前提条件です。
そしてもし急な来客や急に沢山のお湯を使った場合には手動で「本日満タン」ボタンを押せば対応可能なっています。
足らない分のみ沸かしたい場合は、ある程度お湯が増えたら「本日満タン」ボタンを再度押して取り消しすれば無駄はありませんね。
具体的な設定方法
マニュアルモードにする
▲「決定」ボタンを3秒以上長押しして選択ボタンの↑を数回押せば設定モードが表示されます。●深夜時間帯:23時~7時
●夜間能力:通常
(消費電力を制御せずに沸かす)
深夜電力で沸かしきる必要があるので消費電力に制限を掛けない
●夜間動作パターン:パターンC
パターンR:夜間終了時間を目標に沸かす。
パターンC:夜間中心時間帯で沸かす
パターンL:夜間開始時間から沸かす
我が家の場合は深夜中心時間帯では誰も電気を使わないのでその設定にしました。
また、パターンLなら夜11時頃からお湯を沸かすとエコキュートの室外機が動くのでもし室外機の音が寝付く時に気になると迷惑になるので寝静まった時間にしました。
さらにパターンRの深夜終了時間にすると娘が朝の身支度をする時間帯にもなるので電気の使用量が増えるのと、ギリギリの沸かし時間になると沸かし不足になると困ると思ったので止めました。
しかし、お湯を沸かす一番効率の良い時間帯は深夜電力の終了時間に合わせてお湯を沸かしきる方法です。
その理由は、お湯を保温する時間が短いので効率的であるという事ですね。
例えば5時間で必要量のお湯が沸かせるとして
午後11時から沸かすと午前4時に終了:お風呂に入る午後6時まで14時間保温する必要があります。
午前2時から沸かすと午前7時に終了:お風呂に入る午後6時までに11時間保温する必要があります。
という事で保温時間が短いので効率的だと言う訳ですね。
●土日モード:無効
(日中に沸かしたくないので無効ですね。)
●ピーク停止開始:15時
●ピーク停止終了:23時
設定が完了すると以下のように表示されます。
これで設定完了です。
この設定をする事により深夜電力以外でのエコキュートのお湯の沸き上げは禁止となります。
あとがき
今まで毎日「本日わき上げ停止」ボタンを押していた作業から解放されます。
「本日わき上げ停止」ボタンを押したつもりが、押し忘れにより全く使わないお湯を湧きまししてしまったと言うストレス(金額的には大したことは無いとおもうのですが)から解放されました。
今までパナソニックで使えた機能が使えないと半分諦めていたのですが設定を工夫する事で解決となったので今回ご紹介致しました。
同じように思っておられる方もおられると思いますので参考頂ければと思います。
但し加入されている電力会社の契約プランもさまざまですからご注意下さいね。