YKKAPの内窓プラマードUをネットで購入し自分で取付てみた(取付編) - よっちことサン太

2023年1月22日日曜日

YKKAPの内窓プラマードUをネットで購入し自分で取付てみた(取付編)

今回は実際に取付に関する内容となります。

初めての内窓取付でも「簡単に出来るのか」「それとも戸惑うのか」「注意点があるのか」「どんな調整が必要なのか」「手直しした部分があるのか」など実際に取り付けてみた手順などをまとめてみました。



内窓取付作業開始

荷物が届いたのが午後3時頃

届いたらどんな物が入っているのか開けてみたいですよね、という事で早速出窓の二枚引き違い窓の梱包を開封しました。

開けたら取り付けたい・・・・・

という事で早速取り付けに掛かろうと思ったら・・・

取付方法の書いてある物が何も入っていない

他の梱包に入っているのかとも思ったのですが他の梱包を開封すると部屋が散らかり放題になるので諦めました。
※結局全ての梱包を開封しても引き違い窓の取付方法が記載されている文書は入っていませんでした。
※「FIX窓の組立・施工説明書」と「施主様向け取扱説明書」は入っていました。
※2枚建ての施工方法は事前にネット上で探しておく事をお勧めします。

▲取扱い説明書は複数個所をまとめて発注した場合どこの梱包に入っているかは解らないですね。


取付道具の準備

  • インパクトドライバーが便利
    (内窓枠を取り付けるネジを固定する為に使用)
  • ドライバー(+ ー)
    (ネジの締める強度を微妙に調整する為と窓枠調整に使用)
  • お皿
    (ネジを無くさないようにお皿に入れて置くため)
  • 懐中電灯
    (取付場所やネジ穴の部分が暗い場合に使用)
  • スケール
    (窓枠を位置決めするときに使用)


最初は出窓の内窓から

まずは一番簡単だと思われる出窓の内窓から作業します。
この出窓の内窓は二枚建ての引き違い窓にしたので基本ですよね。

出窓の窓枠に内窓の枠を取り付けます。

2枚建ての部材

  • 左右枠(各1)
  • 上下枠(各1)
  • 窓枠固定用のビス(直径3.5mmで必要な本数)
  • ハズレ止め1セット
  • 左右の窓1セット

▲写真に入りきりませんがこんな感じの材料です。

1)最初は左右の縦枠を付属のビスで固定
縦枠を既にある窓枠に位置決めをして付属のビスで固定します。
私の場合、ビスを固定する順番は一番下と一番上のビスを位置決めしてから固定し残りのビスを固定しました。
特にビスを固定する順番は無く枠がたわまず・歪まずに固定出来れば順番は問題有りません。

2)次は下枠を付属のビスで固定
左右の縦枠に下枠をアーチ状にしてはめ込みます。
そして付属のビスで固定これもたわまないような順番で固定。

3)そして上枠を付属のビスで固定
下枠と同様にアーチ状にしてはめ込みます。

▲左右枠のビスは2本セットで下枠のビスは1本で固定します。
左右枠に下枠がキッチリと入るようになっています。
左右枠や上下枠には左右の区別、外側・内側のラベルがそれぞれの窓枠にシールで貼られているので間違わないで作業が出来ます。

4)窓枠が出来れば窓を取り付けます。
基本は左側の窓を奥側にはめ込み、そして右側の窓をはめ込みます。

5)キッチリとはめ込まれているかを確認
上下のレールにキッチリとはまっているか、上のある赤いマークが出ていないか確認します。キッチリとはまっていない場合ははめ直します。
そして窓の滑りを確認します。
動きが重かったりギクシャクしているとキッチリとはまっていないので確認ください。

▲この赤いシールが上の枠内に収まっておればOKです。


6)クレセントがキッチリと掛かるか確認
クレセントの位置やクレセント受けを調整します。
調整方法はネジを緩めて調整します。

▲クレセントがスムーズに操作が出来るか確認してください。
クレセント本体部分のネジを緩めて調整したり

▲クレセント受けの部分のネジを緩めて左右に調整します。
このネジの部分にはカバーが取り付けられているのでカバーを取り外して調整します。

クレセントの取り外しについての注意点
YKKAPのクレセントは絶対に外さないでください
現在既設のTOSTEM(LIXIL)のアルミサッシのクレセントはクレセントを固定しているネジを上下2ヶ所完全に外してもネジ穴が残るので再度取付する事が可能となっています

しかし、このYKKAPはクレセントを取り外すとその取付部分のネジ穴部品が下に落ちて再度クレセントが取り付け出来なくなるので注意が必要です。

元々ついているTOSTEMのクレセントのレバーが長く、YKKAPのクレセントのレバーが短かかったので交換しようとそれぞれのクレセントを外しました

そして交換してクレセントを取り付けるとTOSTEMのアルミサッシにYKKAPのクレセントを取り付けてもスムーズにクレセントを操作する事が出来ませんでした。

そこで元に戻そうとしてYKKAPに元のクレセントを取り付けるためにネジを回転させてもネジが締まって行かなかったのです。
そこで良くネジ穴を見てみるとネジ穴が無く穴が塞がっていたのです
げげげ・・・・
そこで取説を見てみると「ネジは絶対に取り外さないでください 部品が落下する可能性があります」と書かれていました。

うーん。困った
でも、「部品が落下する恐れがあります」と書かれている事に気づいたので、もしかしたらその落下した部品の一部がネジ穴を塞いでいるのではないかという事で、その塞がっている穴に小さなマイナスドライバーと千枚通しの2つを使ってその塞がっている部分を上に押し上げてみると、少しづつ動き、何度かするとネジ穴が見えてきたのでその穴に千枚通しを入れて固定してからクレセントを戻しました。

これでうまく戻らなければ、窓を外して窓を傾斜させてクレセントのネジ穴部品を元に戻すしか方法はありません。
という事で大変な作業になるので注意下さい。

付録
そしてもしクレセントを完全に外す必要がある場合は1つのネジを外すとその穴に千枚通しなどを差しておくとネジ受けの部品が落ちないので工夫下さい。

クレセントの動きがおかしいのでクレセントを外してバネを交換する必要がある場合は、クレセントを外さないと修理出来ないので覚えておいておくと有益ですね。

7)窓と左右の窓枠への当たり具合を確認
窓の左右の枠の上と下の部分をそれぞれ押し当ててもガタガタしないか確認します。
もし動く場合は戸車で調整します。

▲この右の部分が戸当たり部分でこれの上と下の部分がしっかりと密着しているか確認ください。

戸車の調整
▲窓本体の下側左右にあるこの下側の丸いキャップを外して+ドライバーを差し込むと奥に調整ネジがあります。
その+ネジを左右に回す事で戸車を上げたり下げたりすることが可能となるのでそれで窓の建付けを調整します。

注意
この戸車の調整ネジは回転させすぎるとネジが外れるので注意が必要です。
戸車の調整が出来ている状態の場合はネジを回すのに少し重みがありますが、調整の限界が来るとネジを回しても重みが無くなります。
この重みが無くなる状態で何時までも回転して行くとネジが外れるので注意下さい。
外れると元に戻すのに大変な手間が掛かる可能性があるので注意下さい。
戸車の調整には限界があるので、左下で調整出来なければ右下の部分で調整下さい。
要するに左右の調整ネジで調整する事で調整幅が大きくなる事を覚えておいてくださいね。


8)ハズレ止めを取り付けます
これは地震などにより窓が上下に動いた時に外れないようにするための部品です。
安全用の部品ですね。
これは窓がロックされていない時のハズレ止めとなります。
窓がロックされておれば外れる事はありません。

8)ガラス面に貼られたシールを取り外してガラスを拭き上げます。
シールは綺麗にめくる事ができますが、窓枠なども多少は汚れているので雑巾などで綺麗に拭いておく事をお勧めします。

▲内窓を取り付けた状態


これで作業は完了です。

注意点
左右枠・上下枠を既存の窓枠取り付ける際、ビスで枠を固定しても枠自体が浮いたりたわんだりするように感じる場合は枠自体が長いのでノコギリで切断してから枠を固定する必要があるので注意下さい。
そのまま無理やり固定すると窓がスムーズに開閉出来なかったり、窓枠に隙間が出来たりして気密性も落ちるので注意する必要があります。

この出窓の取付けの場合は長さの調整は不要でした。
注文時に寸法が正確に計測出来ておれば問題無く取付出来るはずです。

作業時間は1時間も掛かりませんでした。


次は上げ下げ窓

時間がまだあるので次の2枚建ての引き違い窓の取付けに掛かりました。
取付方法は上記の出窓の内窓と同じ要領で取り付けます。

但しこの窓の幅は狭いので注意があります

横幅が狭いと上下枠を入れる時にアーチ状にするのに非常に力が必要になるという点です。
上下の枠のサイズが少し大きかったりした場合は幾ら頑張っても上下の枠をセットする事は出来ません

この場合は、自分で枠を切断して調整する必要があるかも知れません。
私の場合は下の枠は何とかセット出来たのですが、上の枠は幾ら頑張ってもセット出来ず右の枠に傷をつけてしまいました
樹脂製の枠ですから凹んでしまいました。

▲下の傷は寸法を切らずに無理やり入れようとしたときに力尽きて出来た傷。
そして上が若干寸法を短くして必死で入れた時に油断して出来た傷です。
チョットショックですね。
まあ建付けに問題が無いので放置します。


窓枠が上と下で少し寸法が異なっていたので上が少し長くなってしまったのかもしれません。
そこでノコギリで2mm位を切断して取り付けました。

あるいは、この場合は左右の額縁を固定せずに全ての額縁がセット出来るかを確認してからビスで固定するようにすれば良かったかも知れませんね。

一旦左右の枠と下の枠を固定した後に上の枠が入らないといった状況だったので固定したビスを外したくなかったので切断に至りました。

焦らずに全部固定する前に確認すべきですね。

▲出来上がりはこんな感じです。
上げ下げ窓に二枚建ての内窓は似合わないかもと思っていたのですが、これはこれで窓が十字のデザインとなったので気にするほど不細工では無いですね。
開き戸にして使い勝手を悪くするよりもこれにして正解でした。

台所の勝手口

上記2ヶ所を取り付けて調子が出てきたので今度は台所の勝手口のFIX窓を取り付ける事にしました。

今回は引き違いでは無くFIX窓なので施工方法が異なるので注意が必要でした。

梱包を開封するとこれには施工説明書が梱包されていたのでこれを見ての施工となりました。

しかし戸惑ったのが左右の枠の方向が解らなかった事です。
どちらを奥側にするのかシールが貼っていないからです。

引き違い窓の場合は左右と内側外側の表示があったので安心して取り付け出来たのですが、このFIX窓にはその表示がありませんでした。

施工説明書では判らなかったのでネットで色々と調べて取付完了です。

▲縦枠はこのように手前にビス穴があり、奥側に戸当たりの溝があるように取付となります。
奥に付いているのが戸当たりのパーツです。


このFIX窓の場合は戸当たり材を取り付けないといけない点が異なります。
左右の縦枠に溝があるのでそこに戸当たり材をはめ込んで終了です。

あとは、FIX窓を上の枠に入れてからFIX窓を降ろす事で固定します。
この場合、ちゃんと固定されていない場合はFIX窓を引っ張ると簡単に外れるのでしっかりと下枠にはまっているか確認します。

最後にハズレ止めのネジを取り付けて完成です。

▲この右上のネジ穴にハズレ止めのネジがシッカリと取付出来なければ建付けがおかしいという事になります。


注意
今回枠の取付けが完了したのでFIX窓を上の枠に差し込んで下に降ろす事ではめ込んだのですが、軽く降ろした状態では引っ張ると外れます。
そこで取っ手を持って力を入れて下に下げると引っ張っても外れませんでした。
しかし、ハズレ止めのネジを付けようと思ったらかかりが浅くハズレ止めが正常に取付出来ない状況となっていたのです。

そこで良く良く見てみると
まだFIX窓が下に完全に落としきれていない事が判明、足で下の左右の部分を強く蹴るとFIX窓が完全に下に落ちたのです。

これは下枠の取付け位置に問題があるのではという事で下枠を取り外ししてFIX窓の下に枠を取り付けた状態で床に印を付けて再度固定しました。

▲この下枠の取付けに注意が必要です。
床にマジックで印を付けてからそれを目印にして固定する事でキッチリと収める事が出来ました。

このFIX窓の収まり具合はチョット注意が必要ですね。

▲出来上がりはこんな感じです。
このガラスは室内を良く映すので鏡のようです。

ここで配達当日の取付けは終了しました。
終了したのは午後5時半位なので2時間半ぐらいで3ヶ所取付出来たような感じですね。

という事で一番大きい四枚建ての引き違いは明日になりました。


最後に一番大きい四枚建ての引き違い窓

この内窓を取り付ける場所には58インチのテレビが台の上に設置されていたり、左右に大きいスピーカーが2つあったり、裏側には配線が沢山伸びている場所です。

もしこの場所を業者さんに取り付けてもらう場合は、「それらを片付けてください」と言われていた気がします。
面倒くさいですよね。
それもあって自分で取り付ける事にしました。

内窓枠の取付けは室内側と外側から作業し、高い位置はテレビの台の上に乗ったりしての作業で慎重に作業をする事となりました。

残った材料はこんな感じ
▲大きい窓が4枚と窓枠と取付用のネジとハズレ止めと取説が入っていました。


この窓は上下左右枠のサイズが一番大きいので枠の取付けには注意が必要でした。

枠が真っすぐに歪まないように取り付ける必要があります

左右の枠については元からある額縁を基準にして左右の枠を取り付けます。
まずは左右枠がちゃんと元からある額縁に入るかどうか確認します。

今回は右枠をセットするとたわんでしまって無理にビスで固定すると枠が浮く可能性があったのでこれも2mm程度ノコギリで切断しました
左枠は問題無く収まりました。

▲左右枠の端にはこのようなクッションがついているので丁寧に外してから枠を細かい刃のノコギリで切断してからボンドを使ってクッションを戻します。
樹脂製なので切断自体は簡単ですが真っすぐに切ってくださいね。


私の場合は左右枠は上と下の位置を決めてから一番下のビスを固定し次に一番上のビスを固定します。
そして真ん中の位置のビスを固定するのですが元からある額縁の位置の基準をちゃんと確認してビスで固定して行きます。
※基準とは元からある額縁から〇〇mm手前が基準等

上下枠の取付けは左右枠よりも長いのでこれも注意が必要です。

下枠の取付けは元から額縁の目安が無いので最初から設置されているサッシの枠を基準にして位置決めをして取り付けます。
これも左右枠と同じように両端を固定してから中央、そしてその中間を固定して行きました。
固定する時にたわまないように、そして歪まないように注意して取り付けます。

これの枠が取り付け出来ればあとは窓をはめ込んで完了です。

しかしこの窓が重たかったです。

そしてこの窓は4枚建てなので左右の窓の当たり具合と中央の窓と窓の当たり具合を確認して調整します。
私の場合、左部分と中央部分の当たり具合が悪かったので戸車で調整する事になりました。

▲中央の窓と窓の当たりの上の部分

▲中央の窓と窓の当たりの下の部分
上の空きと比較して下側が少し開いています。
これを戸車で調整します。

外から見て左側
▲戸車はこの下側の丸いキャップを外して+ドライバーを入れて調整します。

外から見て右側
▲このように下の丸いキャップを外して+ドライバーを差し込んで調整します。
この右側の調整キャップは覗き込まないと解らないで注意してくださいね。
私は最初悩みました。

これで全ての作業は完了

▲外から見るとこんな感じです。内窓はこの内側になるので外からは確認出来ませんね。

外観を損なわずに設置できるので良いですね。


取付作業に関しての注意点や感じた事

1)注文した寸法が実際取り付けると大きかった内窓もあった点
左枠は問題無かったが右枠が長かった。
これは採寸がギリギリだった可能性とYKKAPが作ってきた枠が1mm程度長かったのが影響したと思います。
そして左右の高さが少し違っていたかも知れません。
あまりキッチリ採寸するよりも1mm程度短めに注文する方が良いかも知れませんね
プラマードUの枠は全て樹脂製なので、目の細かいノコギリを使うと簡単に切断出来ます。
水道管(塩ビ)を切るようなノコギリだと問題無く切断出来ます。
※クッションがある部分を切断する場合はそのクッションを外してから切断後接着剤で取付て下さい。(上記写真で説明済)

2)気を付けて作業をしないと樹脂サッシなので枠が凹む
今回短い上枠を取り付けた際に枠を曲げきれずに力尽きて右枠を凹ましてしまいました。
弱いので注意下さい。

3)インパクトドライバーは便利
内窓の枠を取り付ける際はインパクトドライバーを使う方が便利です。
丁寧に作業をしようと最初は下穴をドリルで開けてからドライバーで締めていたのですが下穴を開けると木くずが出てゴミになるし、工数が掛かるので無駄だと感じました。

一気にインパクトドライバーでビスをある程度固定してから最後にラチェット式ドライバーで力具合を加減する方が効率的ですね。

4)取付は寸法がキッチリ計測できれば難しくはない
古くて建付けの悪い家は別ですが、我が家の様に築20年経過している家でも建付けに問題がなければキッチリ寸法が計測出来れば誰にでも簡単に内窓は取り付けられます。

もし興味があれば小さい窓からチャレンジされる事をお勧めします。

内窓を設置した感想は別途記事に致します。

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YKKAPの内窓プラマードUをネットで購入し自分で取付てみた(思い立ってから内窓到着まで)

プラマードUの内窓を取り付けてみた感想と効果は


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