sRemo-RのスマートリモコンとAlexaとの連携について、具体的な方法を紹介します。
自分がやりたい事がを実現するための定型アクション・マクロ・センサーによる機器のコントロールなど具体的な事例に基づいて纏めてみました。
Alexaとの連携におけるsRemo-Rで使用出来る機能とは
全ての機器の操作をスマートホームスキルで行える
これはどういう意味かと言えば、このスマートホームスキルが対応していない場合には、機器を操作する時に「アレクサ、〇〇で音量を上げて」と言ったように、〇〇と言う言葉を付け加えないと機器を操作することが出来ません。
そして、メーカーによりスマートホームスキルが対応していると言っていても、電源をオン・オフするだけであったり制限がある場合があります。
しかし、このsRemo-Rの場合はsRemo-Rのアプリで登録した全てのボタンがスマートホームスキルで対応しているという点で非常に優れています。
マクロが作成できスマートホームスキルで操作可能
全てのボタンがスマートホームスキルに対応しているので、マクロを登録したボタンをスマートホームスキルで使用することが可能となります。
例えば、作成したマクロをAlexaで「アレクサ、映画をつけて」と言うだけでテレビの電源をオンにして、外部出力への切り替えをして、DVDレコーダーの電源を入れて、予約確認画面まで出す事ができるのです。
使い方次第では非常に便利な機能です。
IFTTTが使える
IFTTTを利用することでスマホにメッセージやメールを送信したり、スケジュールにより機器を操作する事が可能となります。
この機能が不足していると自由度が下がりますので是非装備して欲しい機能です。
各種センサーをトリガーにして機器を操作出来る
sRemo-Rには温度・湿度・照度センサーが装備されており、そのセンサーをトリガー(きっかけ)にして機器を操作する事が可能となっています。
これは非常に便利な機能です。
テレビの操作
デバイス登録
Alexaアプリのスマートホームで「テレビ」をデバイス登録
「アレクサ、テレビをつけて」・・・テレビオン
「アレクサ、テレビをけして」・・・テレビオフ
Alexaアプリのスマートホームで「地デジ」「bs」「cs」をデバイス登録
「アレクサ、地デジつけて」・・・地デジへの切り替え
「アレクサ、地デジ消して」・・・BS放送への切り替え
「アレクサ、bsつけて」・・・BS放送への切り替え
「アレクサ、csつけて」・・・CS放送への切り替え
※BS放送やCS放送への切り替えは英数で小文字で登録すると操作可能となります。
sRemo-RからAmazon Alexaのスマートホームへの連携
▲sRemo-Rに登録している機器をAlexaで操作する場合には、最初にsRemo-RアプリのMENUからAmazonデバイスを選択して新規追加で登録します。(画面左)
登録する内容は、基本的にはAmazon Alexaで呼ぶ名前を装置名にします。
そして、「sRemo-Rの名前」と「ONリモコン番号」と「OFFリモコン番号」そしてMEMOを任意で登録します。(画面右)
OFFのリモコン番号はONとOFFが同じボタンのリモコンの場合はONの番号を入力します。
テレビなどは電源ボタン1つしかありませんのでONもOFFも同じ番号になります。
▲sRemo-Rでデバイスが登録した後は、Amazon Alexaのスマートホーム画面の「デバイスを追加」をタップして先ほど登録したデバイスを取り込みます(画面左)
取り込みが完了すれば、デバイス一覧画面に表示されます(画面右)
※登録した「テレビ」が表示されていますね。
このように操作したい家電のリモコンボタンの内、Alexaで操作したい全てのボタンをデバイスとして登録して、スマートホームのデバイスとして取り込んでください。
なお、この時に登録したデバイスの名前(テレビ)は、この名前を呼んで直接操作する事ができるようになります。
例:「アレクサ、テレビつけて」「アレクサ、テレビ消して」で操作可能です。
注意:このデバイスの名前については、アレクサが認識出来ない言葉もあるので、デバイスに名前を付けた後、アレクサが反応するか確認し、もし反応しない場合はデバイスの名前を変更するか、「定型アクション」を作成して利用します。
定型アクション
チャンネル変更方法
「アレクサ、四チャンネル」実行条件:四チャンネル
他のチャンネル操作は、数字を漢字で登録することがポイントです。
毎日放送など放送局で登録する事も可能ですが、どのチャンネルがどの放送局か忘れたら操作できないのでチャンネルの方が無難ですね。
音量調整
「アレクサ、音量上げて」
「アレクサ、音量下げて」
この事例の場合は音量を1つコントロールする方法ですね。
これを応用して、一度の命令で2つや3つのボリュームをコントロールする方法もあります。
その方法はとは、マクロを利用する方法です。
1つのボタンに音量を上げるボタンを
そしてその登録したボタンを定型アクションで操作する方法です。
このようにマクロを使う事でボタンを押す回数を指定してやりたい事をやらせるボタンを作ることが可能となります。
Amazon Alexaアプリでの定型アクションの登録
上記でsRemo-Rで登録したデバイス名では、アレクサが反応してくれないなどの場合は、定型アクションの登録をして利用する方法があります。
例えば、テレビのチャンネルをsRemo-Rのデバイス登録で「4」と登録した場合に、「アレクサ、4つけて」と言っても反応してくれません。
ですから、この「4」を別の方法で利用します。
▲画面左は登録している定型アクションの一覧です。
このように登録すると一覧表に表示されます。
画面右は、登録している定型アクションの内容となります。
この事例の場合はsRemo-Rのデバイス登録で登録した「4」を、「四チャンネル」に変更して定型アクションにしています。
このようにする事で、「アレクサ、よんちゃんねる」と呼ぶことでテレビのチャンネルを4チャンネルに変更してくれるようになります。
定型アクション一覧にあるように、他のチャンネルも同様ですね。
DVDレコーダーの操作
基本的にはテレビと一緒に使うので、マクロで登録しています。
シーリングライトの操作
スマートホームで「電気」としてデバイス登録
「アレクサ、電気をつけて」
「アレクサ、電気を消して」
定型アクション
「アレクサ、節電」・・・節電モードにします。
タイマー操作
sRemo-Rのタイマー機能で登録しているボタンを長押ししてセット。
お昼寝1時間後に電気を自動的につける事が可能。
AVアンプの操作
これもテレビやDVDレコーダーと一緒に使うので、マクロ登録しています。
扇風機の操作
スマートホームで「扇風機」としてデバイス登録
「アレクサ、扇風機つけて」
「アレクサ、扇風機消して」
「アレクサ、首振り」・・・・・首振りは問題無いのですが、止めるタイミングが難しいですね。
「アレクサ、強く」
「アレクサ、弱く」
1.sRemo-Rのボタンにマクロを登録します。
2.sRemo-Rの設定のAlexa設定でデバイス名とボタン番号を登録
3.Alexaアプリのスマートホームからデバイスを追加
4.必要に応じて、定型アクションを登録
5.デバイス名か定型アクションでアレクサに指示をします。
もしうまく行かない場合は、定型アクションで付けた名前を変更してうまく実行してくれるように試します。
※登録したデバイス名でAlexaに指示が出来れば定型アクションの登録は不要です。
具体的なマクロ作成事例
マクロ作成方法
▲画面左はマクロの登録画面です。
登録方法は、操作をしたい「ボタン番号」と「次のボタンを操作するまでの秒数」を指定します。
そして順番に操作したいボタンの登録を完成させます。
マクロが登録出来たら、次はAmazon Alexaで操作するために、Amazon デバイス一覧から新規追加にてマクロを登録したボタンを登録します。
登録出来たらAmazon デバイス一覧に表示されます、画面右には「映画」「ビデオ切替」「朝ドラ」などの項目がありますが、これはマクロを登録したものです。
この後は、Amazon Alexaアプリでデバイスを追加にて取り込み、アレクサで指示出来るよにします。
また、必要に応じて定型アクションを作成します。
sRemo-Rのアプリにはスケジュールを設定出来る機能がありませんので、他の方法でスケジュールを作成する必要があるのでその方法を3つご紹介します。
1.IFTTTの「Date & Time」を使ってスケジュールを作成する方法
2.Alexaアプリの「定型アクション」の「実行条件」で「繰り返し設定」を利用してスケジュールを作成する方法
3.MESHアプリを使ってスケジュールを作成する方法
具体的な作成事例(Alexaアプリを使用する方法)
月~土曜日の毎日7:28分にBS3チャンネルに切り替えて「朝ドラ」を見る
▲Amazon Alexaアプリの定型アクション「実行条件」の「繰り返し設定」を選択して登録します。
朝ドラの事例の場合は、毎週月曜日~土曜日の毎朝7:30分にBS3で放送しているので、その2分前に地デジチャンネルからBS3に切り替える方法です。
事前に「朝ドラ」と言うマクロをsRemo-Rで登録してAlexaアプリにデバイスとして呼び込んでおきます。
※朝ドラのマクロは「BS放送に切り替え」て「3チャンネル」ボタンの信号を送信する操作です。
その後、曜日と時間指定とアクション「朝ドラ」を指定して登録すれば完了です。
このAmazon Alexaの繰り返し設定の場合は、分単位で実行を繰り返す事が出来るのですが、曜日については「平日」「休日」「各曜日1個」の指定しか出来ないので、「平日」と「土曜日」の2つの設定を作成する必要があります。
土曜日のPM5:58に名探偵コナンのチャンネルに自動的に切り替える
この場合も上記事例と同じで、毎週土曜日のPM5:58に地デジの10チャンネルに切り替えを行います。
この場合は、Amazon Alexaアプリに10チャンネルがデバイスとして登録されておれば、それを「繰り返し設定」にて登録すると完了です。
日曜日のPM5:58にちびまるこのチャンネルに自動的に切り替える
これも上記と同様ですね。
sRemo-Rには温度・湿度・照度のセンサーが内蔵されているのでそのセンサーの数値をトリガーにしてIFTTTやsRemo-Rで操作する事が可能です。
具体的な作成事例
室温が30度になると、Lineで「室温が30度になりましたエアコンを入れてください」とメッセージを送信したり、直接エアコンに命令を出して冷房を入れる事ができます。
湿度センサーの数値に基づき、エアコンの電源を入れて除湿を開始したり、除湿器を稼働させたりする事もできます。
照度センサーについては、照度が下がると電気を点ける事も可能です。
sRemo-Rについては、このようにセンサーが内蔵されていて、さらにその数値を利用して各種機器を操作する事が可能となっており、これが大きな特徴の一つとなっています。
この機能を使う為に最初に行う必要があるのが、IFTTTの「webhooks」で「key」を取得してsRemo-Rに登録することです。
この[webhooks」の「key」の取得方法は
iosのスマホで取得する方法
1.IFTTTアプリを起動してSearchをタップします。(画面1)
2.Searchに「webhooks」と入力(画面2)
3.出てきた「webhooks」のアイコンをクリック
4.表示されたWebhooksの画面の上にある「Documentation」をタップ(画像3)
5.タップすると”YourKey ia:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx・・・・・・・・・・”と表示されるのでそれが「key」となります。(画像4)
パソコンで取得する方法
ブラウザでIFTTTを検索して表示させたあと、画面上部の「Search」をクリックしてから表示された検索項目に「webhooks」を入力したあと表示されるwebhooksをクリックしてwebhooksの画面を表示させます。
その後、「Documentation」をクリックすると「key」が表示されます。
表示された「key」をsRemo-RのIFTTT設定で使用します。
方法はスマホの場合とほぼ同じです。
センサーをトリガーにして実行させるアプレットを作成する
センサーが指定した数値になった場合に、実行させたい機器の操作をIFTTTのアプレットを作成することで処理をさせます。
アプレットの作成方法
1.スマホのIFTTTアプリを起動して「My Applets」の右上の「+」をタップ(画面5)
2.するとIFTTTの作成モードに入るので「+this」をタップします。(画面6)
3.表示された検索画面に「webhooks」と入力すると、webhooksアイコンが表示されるので、それをタップします。(画像7)
4.するとNew Applet画面が表示されるので、下にある「Receive a web request」をタップします。(画像8)
5.すると画面の中央に「Event Name」の空白欄が表示されるので、そこに「キーワード」を入力してから、その下にある「Create trigger」をタップます。(画像9)
キーワードは何でも構いません。
例えば、今回の事例では30℃になったらLine通知をするのであれば、「send30over」と言う風に後で理解出来るようにつけておくようにします。
また、このキーワードは後で説明するsRemo-Rのアプリの設定でも使用しますから覚えておいてください。
6.すると次に設定する画面が出てきますので「+that」をタップします。(画像10)
7.+thatをタップすると、この画面が表示されます。(画像11)
8.sRemo-Rで何かをさせたい場合は検索に「sRemo」と入力してsRemoのアイコンを表示させそのアイコンをタップします。(画像12)
9.この画面では何をさせるかを決めて選ぶのですが、sRemo-Rリモコンのリモコン番号を指定して実行させる場合は「Send set number to sRemo」をタップします。(画像13)
10.この画面ではsRemo-Rのリモコンの選択と、リモコン番号を指定して「Create action」をタップします。(画像14)
11.最終画面が表示されるので、アプレットの説明文を変更して「Finish」をタップするとアプレットが作成され保存が完成です。
名前は自由につけることが出来るので、後から何か解るようにつけるようにしてください。
これで各センサーをトリガーにして実行するIFTTTのアプレットが完成です。
一度作ったアプレットは何度でも修正が出来ます。
sRemo-Rアプリでの各種センサーの設定をする
各種センサーをトリガーにしてIFTTTに命令を出すには、sRemo-Rのアプリの「MENU」の「IFTTT通知設定」と「通知制御設定」の2つの設定が必要です。
まずIFTTTの通知設定をおこないます。
1.sRemo-RアプリのMENUから「IFTTTの通知設定」をタップ(画像15)
2.IFTTT設定が表示されるので内容を入力して設定をタップします。(画像16)
このIFTTT設定画面には
Event1~Event3にそれぞれKey1~Key3をセットする形で登録するようになっています。
そしてこのEventは3つ登録出来るようになっており、条件により3つの種類のIFTTTを実行出来るようになっています。
入力する内容は
Eventには先ほど「IFTTTで作成したEvent Name」を入力します。
そしてKeyには「上記で取得したWebhooksのKey」を入力します。
次に通知設定制御を行います。
3.sRemo-RアプリのMENUから「通知制御設定」をタップ(画像15)
4.通知設定制御の画面はこのような形になっており、それぞれ「最高・最低」「温度・湿度・照度」「数値」「通知・制御・両方」「IFTTT番号」「リモコン番号」を選択して登録します。(画像17)
5.値を登録する方法は、それぞれの項目をタップすると下に項目が表示されたり、数値の入力画面が表示されます(画像18)
【項目の補足説明】
最高・最低・・・制御したい最高値か最低値を選択
温度・湿度・照度・・・何を制御したいかを選択
数値欄・・・何度や何%になったら制御したいのかを指定
通知・制御・両方・・・通知か機器の操作かその両方を行いたいのかを選択
IFTTT番号・・・上記のIFTTT設定で登録したEvent1~3の数値でコントロールしたい番号を選択
リモコン番号・・・sRemo-Rアプリの機器のリモコン番号を選択
通知の場合は、IFTTTアプレットで作成した通知を送信します。
制御の場合は、sRemo-Rアプリのボタン番号の機器を操作します。
両方の場合は、IFTTTアプレットで作成した通知とsRemo-Rアプリのボタン番号の機器を操作します。
ですから仮に室温が30度を越えたらLine通知をしたいなら、IFTTTでLine通知のアプレットを作成して、画像18のように設定すればOK
もし、エアコンも入れたいのであれば、画像18の「通知」を「両方」にしてエアコンのリモコン番号を選択すれば、Line通知とエアコンが起動します。
▲上記画像18の事例では、最高気温が30度を越えたら、IFTTTのイベント番号1を実行すしてIFTTTで作成した通知を送信するという意味です。
毎日・毎週見ているテレビ番組はスケジュールにて勝手にチャンネルが切り替わるので見逃す事がありません。
手が塞がっていたり、リモコンが手元に無い場合もテレビチャンネルの変更が出来ます。
お昼寝をするときも、「電気消して」で消してくれるし、1時間後に電気を点ける事も可能です。
「アレクサ、おやすみ」で家電の電源をオフにしてくれたり。
マクロを使えば、面倒なAV関連の機器の切り替えも自動でやってくれます。
温度センサーを使えば、メッセージやエアコンも自動で入れてくれます。
このように自分がやりたいことがほとんど出来るようになったので非常に便利です。
ただ部屋が騒がしかったり、テレビが点いていたり、家族が会話していたりすると大きな声でAlexaにお願いしないといけないのでちょっと面倒です。
Alexaが声認証を覚えてくれたらもっと便利になるかも知れませんね。
別に無くても良いと言えばそうですが。
あれば毎日が快適に生活できるアイテムの一つですね。
慣れない方は設定が面倒かも知れませんが、そんなに難しい物でもないので暇つぶしにいじってみるのも有りだと思います。
関連情報
自分がやりたい事がを実現するための定型アクション・マクロ・センサーによる機器のコントロールなど具体的な事例に基づいて纏めてみました。
まず最初にsRemo-Rで出来る機能を再度振り返ります
Alexaとの連携におけるsRemo-Rで使用出来る機能とは
- 全ての機器の操作をスマートホームスキルで行える。
- マクロが作成できスマートホームスキルで操作可能。
- IFTTTが使える
- 各種センサーをトリガーにして機器を操作出来る
全ての機器の操作をスマートホームスキルで行える
これはどういう意味かと言えば、このスマートホームスキルが対応していない場合には、機器を操作する時に「アレクサ、〇〇で音量を上げて」と言ったように、〇〇と言う言葉を付け加えないと機器を操作することが出来ません。
そして、メーカーによりスマートホームスキルが対応していると言っていても、電源をオン・オフするだけであったり制限がある場合があります。
しかし、このsRemo-Rの場合はsRemo-Rのアプリで登録した全てのボタンがスマートホームスキルで対応しているという点で非常に優れています。
マクロが作成できスマートホームスキルで操作可能
全てのボタンがスマートホームスキルに対応しているので、マクロを登録したボタンをスマートホームスキルで使用することが可能となります。
例えば、作成したマクロをAlexaで「アレクサ、映画をつけて」と言うだけでテレビの電源をオンにして、外部出力への切り替えをして、DVDレコーダーの電源を入れて、予約確認画面まで出す事ができるのです。
使い方次第では非常に便利な機能です。
IFTTTが使える
IFTTTを利用することでスマホにメッセージやメールを送信したり、スケジュールにより機器を操作する事が可能となります。
この機能が不足していると自由度が下がりますので是非装備して欲しい機能です。
各種センサーをトリガーにして機器を操作出来る
sRemo-Rには温度・湿度・照度センサーが装備されており、そのセンサーをトリガー(きっかけ)にして機器を操作する事が可能となっています。
これは非常に便利な機能です。
具体的な使用法について
テレビの操作
デバイス登録
Alexaアプリのスマートホームで「テレビ」をデバイス登録
「アレクサ、テレビをつけて」・・・テレビオン
「アレクサ、テレビをけして」・・・テレビオフ
Alexaアプリのスマートホームで「地デジ」「bs」「cs」をデバイス登録
「アレクサ、地デジつけて」・・・地デジへの切り替え
「アレクサ、地デジ消して」・・・BS放送への切り替え
「アレクサ、bsつけて」・・・BS放送への切り替え
「アレクサ、csつけて」・・・CS放送への切り替え
※BS放送やCS放送への切り替えは英数で小文字で登録すると操作可能となります。
sRemo-RからAmazon Alexaのスマートホームへの連携
Alexaデバイス一覧画面
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デバイス設定画面
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登録する内容は、基本的にはAmazon Alexaで呼ぶ名前を装置名にします。
そして、「sRemo-Rの名前」と「ONリモコン番号」と「OFFリモコン番号」そしてMEMOを任意で登録します。(画面右)
OFFのリモコン番号はONとOFFが同じボタンのリモコンの場合はONの番号を入力します。
テレビなどは電源ボタン1つしかありませんのでONもOFFも同じ番号になります。
デバイス追加画面
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デバイス一覧画面
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取り込みが完了すれば、デバイス一覧画面に表示されます(画面右)
※登録した「テレビ」が表示されていますね。
このように操作したい家電のリモコンボタンの内、Alexaで操作したい全てのボタンをデバイスとして登録して、スマートホームのデバイスとして取り込んでください。
なお、この時に登録したデバイスの名前(テレビ)は、この名前を呼んで直接操作する事ができるようになります。
例:「アレクサ、テレビつけて」「アレクサ、テレビ消して」で操作可能です。
注意:このデバイスの名前については、アレクサが認識出来ない言葉もあるので、デバイスに名前を付けた後、アレクサが反応するか確認し、もし反応しない場合はデバイスの名前を変更するか、「定型アクション」を作成して利用します。
定型アクション
チャンネル変更方法
「アレクサ、四チャンネル」実行条件:四チャンネル
他のチャンネル操作は、数字を漢字で登録することがポイントです。
毎日放送など放送局で登録する事も可能ですが、どのチャンネルがどの放送局か忘れたら操作できないのでチャンネルの方が無難ですね。
音量調整
「アレクサ、音量上げて」
「アレクサ、音量下げて」
この事例の場合は音量を1つコントロールする方法ですね。
これを応用して、一度の命令で2つや3つのボリュームをコントロールする方法もあります。
その方法はとは、マクロを利用する方法です。
1つのボタンに音量を上げるボタンを
- 2回操作するボタンを【音量2上げ】
- 3回操作するボタンを【音量3上げ】
- 2回操作するボタンを【音量2下げる】
- 3回操作するボタンを【音量3下げる】
そしてその登録したボタンを定型アクションで操作する方法です。
- 「アレクサ、音量を二あげて」
- 「アレクサ、音量を三あげて」
- 「アレクサ、音量を二さげて」
- 「アレクサ、音量を三さげて」
このようにマクロを使う事でボタンを押す回数を指定してやりたい事をやらせるボタンを作ることが可能となります。
Amazon Alexaアプリでの定型アクションの登録
上記でsRemo-Rで登録したデバイス名では、アレクサが反応してくれないなどの場合は、定型アクションの登録をして利用する方法があります。
例えば、テレビのチャンネルをsRemo-Rのデバイス登録で「4」と登録した場合に、「アレクサ、4つけて」と言っても反応してくれません。
ですから、この「4」を別の方法で利用します。
定型アクション一覧
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定型アクション内容
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このように登録すると一覧表に表示されます。
画面右は、登録している定型アクションの内容となります。
この事例の場合はsRemo-Rのデバイス登録で登録した「4」を、「四チャンネル」に変更して定型アクションにしています。
このようにする事で、「アレクサ、よんちゃんねる」と呼ぶことでテレビのチャンネルを4チャンネルに変更してくれるようになります。
定型アクション一覧にあるように、他のチャンネルも同様ですね。
DVDレコーダーの操作
基本的にはテレビと一緒に使うので、マクロで登録しています。
シーリングライトの操作
スマートホームで「電気」としてデバイス登録
「アレクサ、電気をつけて」
「アレクサ、電気を消して」
定型アクション
「アレクサ、節電」・・・節電モードにします。
タイマー操作
sRemo-Rのタイマー機能で登録しているボタンを長押ししてセット。
お昼寝1時間後に電気を自動的につける事が可能。
AVアンプの操作
これもテレビやDVDレコーダーと一緒に使うので、マクロ登録しています。
扇風機の操作
スマートホームで「扇風機」としてデバイス登録
「アレクサ、扇風機つけて」
「アレクサ、扇風機消して」
「アレクサ、首振り」・・・・・首振りは問題無いのですが、止めるタイミングが難しいですね。
「アレクサ、強く」
「アレクサ、弱く」
sRemo-Rアプリで登録したマクロをAlexaで実行させる方法
1.sRemo-Rのボタンにマクロを登録します。
2.sRemo-Rの設定のAlexa設定でデバイス名とボタン番号を登録
3.Alexaアプリのスマートホームからデバイスを追加
4.必要に応じて、定型アクションを登録
5.デバイス名か定型アクションでアレクサに指示をします。
もしうまく行かない場合は、定型アクションで付けた名前を変更してうまく実行してくれるように試します。
※登録したデバイス名でAlexaに指示が出来れば定型アクションの登録は不要です。
具体的なマクロ作成事例
- DVDレコーダーの録画一覧を表示させる
- アマゾンビデオ一覧を表示させる
- 別の部屋にあるDVDレコーダーの録画一覧を表示させる
- 寝る前に一斉に電源を切る(この時TVは指定のチャンネルで終わらせる)
- 地デジからBSに切り替えてチャンネルを変更
- シーリングライトを点灯させてから節電モードに変更
- エアコンを停止させてから清掃モードを起動
マクロ作成方法
マクロ設定画面
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Amazonデバイス一覧
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登録方法は、操作をしたい「ボタン番号」と「次のボタンを操作するまでの秒数」を指定します。
そして順番に操作したいボタンの登録を完成させます。
マクロが登録出来たら、次はAmazon Alexaで操作するために、Amazon デバイス一覧から新規追加にてマクロを登録したボタンを登録します。
登録出来たらAmazon デバイス一覧に表示されます、画面右には「映画」「ビデオ切替」「朝ドラ」などの項目がありますが、これはマクロを登録したものです。
この後は、Amazon Alexaアプリでデバイスを追加にて取り込み、アレクサで指示出来るよにします。
また、必要に応じて定型アクションを作成します。
指定時間に機器を操作する方法
sRemo-Rのアプリにはスケジュールを設定出来る機能がありませんので、他の方法でスケジュールを作成する必要があるのでその方法を3つご紹介します。
1.IFTTTの「Date & Time」を使ってスケジュールを作成する方法
2.Alexaアプリの「定型アクション」の「実行条件」で「繰り返し設定」を利用してスケジュールを作成する方法
3.MESHアプリを使ってスケジュールを作成する方法
具体的な作成事例(Alexaアプリを使用する方法)
月~土曜日の毎日7:28分にBS3チャンネルに切り替えて「朝ドラ」を見る
平日登録
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土曜日登録
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朝ドラの事例の場合は、毎週月曜日~土曜日の毎朝7:30分にBS3で放送しているので、その2分前に地デジチャンネルからBS3に切り替える方法です。
事前に「朝ドラ」と言うマクロをsRemo-Rで登録してAlexaアプリにデバイスとして呼び込んでおきます。
※朝ドラのマクロは「BS放送に切り替え」て「3チャンネル」ボタンの信号を送信する操作です。
その後、曜日と時間指定とアクション「朝ドラ」を指定して登録すれば完了です。
このAmazon Alexaの繰り返し設定の場合は、分単位で実行を繰り返す事が出来るのですが、曜日については「平日」「休日」「各曜日1個」の指定しか出来ないので、「平日」と「土曜日」の2つの設定を作成する必要があります。
土曜日のPM5:58に名探偵コナンのチャンネルに自動的に切り替える
この場合も上記事例と同じで、毎週土曜日のPM5:58に地デジの10チャンネルに切り替えを行います。
この場合は、Amazon Alexaアプリに10チャンネルがデバイスとして登録されておれば、それを「繰り返し設定」にて登録すると完了です。
日曜日のPM5:58にちびまるこのチャンネルに自動的に切り替える
これも上記と同様ですね。
各種センサーをトリガーにして機器を操作出来る
sRemo-Rには温度・湿度・照度のセンサーが内蔵されているのでそのセンサーの数値をトリガーにしてIFTTTやsRemo-Rで操作する事が可能です。
具体的な作成事例
室温が30度になると、Lineで「室温が30度になりましたエアコンを入れてください」とメッセージを送信したり、直接エアコンに命令を出して冷房を入れる事ができます。
湿度センサーの数値に基づき、エアコンの電源を入れて除湿を開始したり、除湿器を稼働させたりする事もできます。
照度センサーについては、照度が下がると電気を点ける事も可能です。
sRemo-Rについては、このようにセンサーが内蔵されていて、さらにその数値を利用して各種機器を操作する事が可能となっており、これが大きな特徴の一つとなっています。
この機能を使う為に最初に行う必要があるのが、IFTTTの「webhooks」で「key」を取得してsRemo-Rに登録することです。
この[webhooks」の「key」の取得方法は
iosのスマホで取得する方法
1.IFTTTアプリを起動してSearchをタップします。(画面1)
2.Searchに「webhooks」と入力(画面2)
画像1
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画像2
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3.出てきた「webhooks」のアイコンをクリック
4.表示されたWebhooksの画面の上にある「Documentation」をタップ(画像3)
5.タップすると”YourKey ia:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx・・・・・・・・・・”と表示されるのでそれが「key」となります。(画像4)
画像3
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画像4
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パソコンで取得する方法
ブラウザでIFTTTを検索して表示させたあと、画面上部の「Search」をクリックしてから表示された検索項目に「webhooks」を入力したあと表示されるwebhooksをクリックしてwebhooksの画面を表示させます。
その後、「Documentation」をクリックすると「key」が表示されます。
表示された「key」をsRemo-RのIFTTT設定で使用します。
方法はスマホの場合とほぼ同じです。
センサーをトリガーにして実行させるアプレットを作成する
センサーが指定した数値になった場合に、実行させたい機器の操作をIFTTTのアプレットを作成することで処理をさせます。
アプレットの作成方法
1.スマホのIFTTTアプリを起動して「My Applets」の右上の「+」をタップ(画面5)
2.するとIFTTTの作成モードに入るので「+this」をタップします。(画面6)
画面5
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画面6
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3.表示された検索画面に「webhooks」と入力すると、webhooksアイコンが表示されるので、それをタップします。(画像7)
4.するとNew Applet画面が表示されるので、下にある「Receive a web request」をタップします。(画像8)
画像7
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画像8
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5.すると画面の中央に「Event Name」の空白欄が表示されるので、そこに「キーワード」を入力してから、その下にある「Create trigger」をタップます。(画像9)
キーワードは何でも構いません。
例えば、今回の事例では30℃になったらLine通知をするのであれば、「send30over」と言う風に後で理解出来るようにつけておくようにします。
また、このキーワードは後で説明するsRemo-Rのアプリの設定でも使用しますから覚えておいてください。
6.すると次に設定する画面が出てきますので「+that」をタップします。(画像10)
画像9
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画像10
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7.+thatをタップすると、この画面が表示されます。(画像11)
8.sRemo-Rで何かをさせたい場合は検索に「sRemo」と入力してsRemoのアイコンを表示させそのアイコンをタップします。(画像12)
画像11
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画像12
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9.この画面では何をさせるかを決めて選ぶのですが、sRemo-Rリモコンのリモコン番号を指定して実行させる場合は「Send set number to sRemo」をタップします。(画像13)
10.この画面ではsRemo-Rのリモコンの選択と、リモコン番号を指定して「Create action」をタップします。(画像14)
画像13
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画像14
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11.最終画面が表示されるので、アプレットの説明文を変更して「Finish」をタップするとアプレットが作成され保存が完成です。
名前は自由につけることが出来るので、後から何か解るようにつけるようにしてください。
一度作ったアプレットは何度でも修正が出来ます。
sRemo-Rアプリでの各種センサーの設定をする
各種センサーをトリガーにしてIFTTTに命令を出すには、sRemo-Rのアプリの「MENU」の「IFTTT通知設定」と「通知制御設定」の2つの設定が必要です。
まずIFTTTの通知設定をおこないます。
1.sRemo-RアプリのMENUから「IFTTTの通知設定」をタップ(画像15)
2.IFTTT設定が表示されるので内容を入力して設定をタップします。(画像16)
このIFTTT設定画面には
Event1~Event3にそれぞれKey1~Key3をセットする形で登録するようになっています。
そしてこのEventは3つ登録出来るようになっており、条件により3つの種類のIFTTTを実行出来るようになっています。
入力する内容は
Eventには先ほど「IFTTTで作成したEvent Name」を入力します。
そしてKeyには「上記で取得したWebhooksのKey」を入力します。
画像15
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画像16
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次に通知設定制御を行います。
3.sRemo-RアプリのMENUから「通知制御設定」をタップ(画像15)
4.通知設定制御の画面はこのような形になっており、それぞれ「最高・最低」「温度・湿度・照度」「数値」「通知・制御・両方」「IFTTT番号」「リモコン番号」を選択して登録します。(画像17)
5.値を登録する方法は、それぞれの項目をタップすると下に項目が表示されたり、数値の入力画面が表示されます(画像18)
【項目の補足説明】
最高・最低・・・制御したい最高値か最低値を選択
温度・湿度・照度・・・何を制御したいかを選択
数値欄・・・何度や何%になったら制御したいのかを指定
通知・制御・両方・・・通知か機器の操作かその両方を行いたいのかを選択
IFTTT番号・・・上記のIFTTT設定で登録したEvent1~3の数値でコントロールしたい番号を選択
リモコン番号・・・sRemo-Rアプリの機器のリモコン番号を選択
通知の場合は、IFTTTアプレットで作成した通知を送信します。
制御の場合は、sRemo-Rアプリのボタン番号の機器を操作します。
両方の場合は、IFTTTアプレットで作成した通知とsRemo-Rアプリのボタン番号の機器を操作します。
ですから仮に室温が30度を越えたらLine通知をしたいなら、IFTTTでLine通知のアプレットを作成して、画像18のように設定すればOK
もし、エアコンも入れたいのであれば、画像18の「通知」を「両方」にしてエアコンのリモコン番号を選択すれば、Line通知とエアコンが起動します。
画像17
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画像18
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まとめ
このsRemo-Rのスマートリモコンを手に入れたことで、家電をリモコンで操作しなくても自動で機器を操作したり、Alexaに口頭でお願いすると機器を操作してくれるようになったので非常に便利です。毎日・毎週見ているテレビ番組はスケジュールにて勝手にチャンネルが切り替わるので見逃す事がありません。
手が塞がっていたり、リモコンが手元に無い場合もテレビチャンネルの変更が出来ます。
お昼寝をするときも、「電気消して」で消してくれるし、1時間後に電気を点ける事も可能です。
「アレクサ、おやすみ」で家電の電源をオフにしてくれたり。
マクロを使えば、面倒なAV関連の機器の切り替えも自動でやってくれます。
温度センサーを使えば、メッセージやエアコンも自動で入れてくれます。
このように自分がやりたいことがほとんど出来るようになったので非常に便利です。
ただ部屋が騒がしかったり、テレビが点いていたり、家族が会話していたりすると大きな声でAlexaにお願いしないといけないのでちょっと面倒です。
Alexaが声認証を覚えてくれたらもっと便利になるかも知れませんね。
別に無くても良いと言えばそうですが。
あれば毎日が快適に生活できるアイテムの一つですね。
慣れない方は設定が面倒かも知れませんが、そんなに難しい物でもないので暇つぶしにいじってみるのも有りだと思います。
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