冬は「空気が乾燥するので火災が発生する可能性も高くなる」とテレビのニュースなどで注意喚起されています。
そしてその火災の原因の一つにトラッキング現象による火災があり、その火災の割合が高いと言うのです。
そこで我が家も火事対策の一つとしてプラグカバーを購入したので紹介します。
まは簡単にトラッキング現象による火災について
トラッキング火災とは電源のコンセントと電源プラグの隙間に埃が蓄積して、その埃と湿気が作用して微小なスパークが繰り返され、その結果電気がショートして火災が発生するメカニズムのようです。
ですから、全ての電源コンセントには火災のリスクが存在すると言う訳です。
特に、日頃から清掃していない電源コンセントや、手の届かない場所にあるコンセントについてはリスクがさらに上がるという事になります。
このリスクを回避するための対策の一つが電源コンセントにカバーをする方法です。
少しの費用と対策で火災事故のリスクが激減するなら積極的にやらないといけないですね。
▲商品説明書に記載されているトラッキング現象の説明
トラッキング現象による火災の対策方法は
1)使っていない電気器具のコンセントは抜いておく
2)使っていないコンセントの穴はふさいでおく
3)埃が積もらないように電源コンセントと電源プラグの隙間にカバーをして埃が寄り付かないようにする
4)異形のプラグには絶縁テープでカバーする
1)については
少しの手間で対策が取れるので意識しましょう
例えば、夏にしか使わない器具や冬にしか使わない器具については使わなくなったら直ぐにコンセントから抜くようにしましょう。
こうする事で火災の原因である埃の蓄積を防止する事が出来ます。
2)については
使っていないコンセントにキャップをしましょう
使っていないコンセントの穴の開いている状態の差込口に埃が入らないようにカバーする事で対策をとります。
最近のコンセントではシャッター機能がある物があり、使っていない差込口をカバーする機能がある物もあるので、延長コードなどはそのような機能のあるものをお勧めします。
もしシャッター機能が無いコンセントの場合は、コンセントキャップを付ける事で対策を行いましょう。
このキャップは電源プラグのような形状をした差込がプラスチックの様な絶縁体で出来ているので、キャップをする事で埃の侵入を防ぐことが可能となっています。
▲このような物でどこにでも売っていると思います。
特に延長コードで差込口を上に向けて設置されている場合は、上からコンセント穴に埃が蓄積しやすいので注意が必要です。
これはテレビボードやオーディオボードなど家具の後ろに延長コードを設置している場合は特に注意しておく必要がありますね。
朝日電器
売り上げランキング: 711
売り上げランキング: 711
3)については
コンセントプラグにカバーをしましょう
これはコンセントの差込プラグにカバーを付けて埃がコンセントとプラグの間に侵入しないようにするものです。
コンセントプラグにはプラグが動くタイプと動かないタイプがあるので種類に応じて手に入れるようにしましょう。
プラグカバーには以下のような2種類のタイプがあります。
プラグが動くタイプを使う場合
ELPA(エルパ) (2015-11-18)
売り上げランキング: 5,317
売り上げランキング: 5,317
プラグが動かないタイプを使う場合
ELPA(エルパ) (2015-11-18)
売り上げランキング: 2,860
売り上げランキング: 2,860
4)については
異形のプラグの場合は上記3のような商品が無いので絶縁テープを貼りましょう
トイレのコンセントなど異形のプラグを使用している箇所がある場合には、そのプラグの上部に絶縁テープを貼ることで埃の侵入を防止する事が出来ます。
トイレのウォシュレットの電源は特殊な形状をしているので市販のパーツでは対策が取れませんが絶縁テープなら簡単に対策を取ることができます。
特にトイレの場合はトイレットペーパーの埃が蓄積されやすいし、湿気もあるし、一度コンセントを差すと壊れるまで数年も抜き差ししない事も考えられ、またコンセントの掃除も忘れがちなので対策しておきましょう。
またエアコンのコンセントも200V用ならプラグの形状が異なるので特別なタイプの物を購入する必要がありますが、絶縁テープなら簡単に対策ができますね。
トイレの電源や高い場所にあるエアコンなど埃が溜まりやすく、掃除を忘れたり掃除がし難い場所、一度電源プラグを差すとほとんど抜き差ししない場所の場合は絶縁テープでカバーするのも一つの方法ですね。
届いた商品をご紹介
今回はプラグが動くタイプのプラグカバーを購入してみました。外観
表面
▲プラグが動くタイプなので切り欠きがあります。
裏面
▲裏面にはプラグの根元までカバーがあります。
素材の形状
▲素材はシリコンゴムで、この写真の様に非常に柔らかくなっているのでコンセントに差し込んだ時に抵抗なく差し込めるようになっています。プラグカバーの仕上がりチェック
1)プラグカバーの素材はどうか装着はしやすいか
シリコンゴムで出来ており厚みは薄く非常に柔軟性があるのでプラグに装着するのに問題無く装着する事が出来ます。
▲プラグの上部はこんな感じで埃から保護します。
▲裏側はコンセントに隙間を作らないように縁が少し出っ張っていますが、素材が柔らかいのでプラグが抜けてくるような事は無くコンセントの隙間にピッタリとフィットします。
▲コンセントの首が動かないストレートタイプですが、これにもセットする事は可能です。
2)コンセントに差し込んだ時にピッタリとフィットするのか
素材が薄く柔軟性があるのでコンセントにプラグを差しても外れたり、隙間が出来る事はありません。
3)耐久性について
説明書には定期的に清掃し、1年に1度は取り換えるように指示されています。
まあ、これをつけて長期間放置した挙句に火災になった場合の責任回避の為に書かれているような気がしますが、気になるようなら定期的に点検をお勧めします。
対策した場所は
対策した場所は以下のとおり
- 特に日頃手が届かない場所にあるコンセントを中心に対策を実施。
- 覗き込まないと解らない忘れ去られたコンセント
- 高い場所にある手入れがし難いコンセント
- 家具の後ろにあるコンセント
- ベッドの脇などで埃が溜まりやすい環境のコンセント
- トイレのコンセント
- 延長コードを使用の場合は、その余っているコンセントにカバーをする対策
そして最後に日々の掃除でコンセントの部分も掃除するように妻に依頼
装着前
装着後
▲空いているコンセントには蓋をし、コンセントプラグにはこのようにカバーをしました。
これで埃がプラグの上部に溜まってもコンセント内部まで侵入する事はありませんね。
トイレのウォシュレットの電源に対策
▲コンセントの接続部分に絶縁テープを貼ることで埃の侵入を防止してみました。
滅多に外す事の無いコンセントですから邪魔になりませんね。
まとめ
今回は我が家の防火対策のひとつとしてコンセントの見直しを実施しました。何時も使っているコンセントなのですが、意識しないと埃が積もってしまって大変な事になる可能性を考え対策を実施する事となりましたが、やって安心感を得る事が出来たと思います。
この対策は今使っているコンセントやプラグにカバーをするだけなので簡単にできます。
ただ、私も市販で販売されているこれらのパーツが実際に使用に耐えうるか、安全に対する効果があるのかが疑問でしたが、実際に購入して設置すると満足出来る結果となりました。
これで一応出来る範囲での対策は取ったのですが、重い食器棚の裏側や洗面台の裏側などの見直しは設備や家具が動かせないので出来ていないのですが、それが少し気がかりです。
もしトラッキング現象による火災が気になるようなら是非対策をされては如何でしょうか。
サンワサプライ
売り上げランキング: 4,823
売り上げランキング: 4,823
MYST(マイスト)
売り上げランキング: 12,335
売り上げランキング: 12,335