私が小さい頃は、夏になると毎日クワガタムシを取りに行ったり、セミの幼虫を近所の神社に取りに行くのが日課となっていました。
今年のセミの幼虫は
今年も昨日、我が家セミの住み家である金木犀の根元を見に行った所、4つの穴が空いていました。
雨上がりの金木犀の根元に穴が4つ |
そして、その金木犀の枝を確認すると4匹分抜け殻がぶら下がっておりました。
(その後確認していると今年の夏は4匹で終了でした)
今年も我が家を住み家にしてくれていたかと思うと、子供に帰ったようで少し嬉しい気持ちです。
何故なら、セミの幼虫なんてどこかへ探しに行かないと見られないのに家の庭で見れるのですからね。
器用に2匹重なって羽化してます |
しかし我が家で羽化したのに、今年はまだセミの鳴き声を聞いていません。
我が家で羽化してからどこかへ飛んで行ったのでしょうね。
そろそろ暑い夏もこれから本番です。
セミの幼虫と言えば
私が小さい頃、セミの幼虫と言うのもランキングがあって、簡単に取る事が出来たのが、「ニイニイゼミ」そして「アブラゼミ」、滅多に取れなかったのが「クマゼミ」なのです。
そしてその我が家の庭にあったセミの抜け殻と言うのが「クマゼミ」の抜け殻なのです。
我が家にセミの抜け殻があると言う事は、その木の根元に幼虫が住んでいると言う事になります。
私が小さい頃なら、もう飛び跳ねて喜んでいたでしょう。
そして、毎朝その木を確認してセミの幼虫を必死で探していた事でしょう。
私が小さい頃、実家の土塀の穴を見て、あの穴はセミの幼虫の抜け穴では無いかと考えて毎日土塀を見ていたことを思い出しました。
実家の庭はそれなりに広かったのですが、何故かセミの幼虫は一匹もいませんでした。
ふと思い出してみると
私が小さい頃は、上に書いた通り「ニイニイゼミ」が鳴き始めて、そして「アブラゼミ」が泣き出し、夏の最も暑い時期に「クマゼミ」が鳴いていました。
そして、セミを取る時も簡単に捕る事が出来たのが「ニイニイゼミ」と「アブラゼミ」だったのです。
「クマゼミ」はチョットお高い存在だったのです。
それが、今では「ニイニイゼミ」や「アブラゼミ」はほとんど見かける事が無く、「クマゼミ」ばかりが目に付くようになってきました。
これは一説によると、気候の温暖化によりセミも地域を移動した結果だと言われています。
今では、うるさいばかりの「クマゼミ」ですが、私が小さい頃は貴重な「クマゼミ」だったのです。
そして、その「クマゼミ」の幼虫が我が家に暮らしているのです。
しかも、たかが1畳半ぐらいの小さな庭の金木犀の木の下に。
子供の頃だと、大感激の代物です。
折角だからセミの幼虫の取り方説明しましょう
セミの幼虫が居そうな木の根元を竹ぼうきなどで綺麗に掃除します。
(セミの幼虫が居るかどうかは、既に成虫になってしまったセミの抜け穴が地面にあるのでその近くを探すと居るかどうかが大体解ります。)
掃除してから、小さい穴を見つけます。
見つけた小さい穴を、少しずつ掘り広げると小指や親指の大きさの穴になります。
その穴にセミの幼虫が居るはずです。
その穴にセミの幼虫が居るかどうかを確認する方法は、小枝をその穴に入れると、セミの幼虫がその小枝を触るので、小枝が動けばそこにセミの幼虫が居る事が解ります。
次に取り出す方法です
方法の一つは、先ほどの小枝をセミの幼虫がハサミでつかんだ時に引っ張り出す方法です。
この確率は低いです。
次の方法は、その穴に水を流し込みます。
セミの幼虫は水が入ってくると上に上ってくるので、地上に出てきたときに確保するのです。
これは100%成功します。
では、持って帰ったセミの幼虫はどうするのか
虫かごにセミの幼虫を入れておくと、その翌早朝に羽化します。
余り早く取り出した場合は、完全に羽化出来ません。
また、セミの幼虫を痛めてしまった場合も、羽根が歪んだ状態で羽化したりするので完全な羽化が出来ない場合もあります。
いずれにしても、すぐに死んでしまいますので今考えると可哀そうな事をしたと反省しています。
でも、子供の頃はそれが楽しかったので仕方ありませんよね。
庭のセミの抜け殻で私の小さい時の遊びの一つを思い出しました。
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