昨今Wifi家電が増加してきた関係で、Wifi機能が付いていない機器もWifiが付いているように操作が出来るものが発売されています。
その一つとして「スマートコンセント」があります。
このスマートコンセントは基本的には電源のオンオフをWifiを使って操作出来る点です。
さてこのスマートコンセントは果たして便利なのでしょうか?
注意すべき点はないのでしょうか?考えてみます。
スマートコンセントとは
基本的にはWifiを使ったコンセントの電源をオンオフが出来る機能を持ったコンセントです。
- 離れた場所から電源のオン・オフ
- 時間で電源のオン・オフを制御(スケジュール機能)
- スマートスピーカーなどから電源のオン・オフを操作
- メーカーによりIFTTTが使える
- 製品によっては電気使用量を計測
これらの機能が備わっています。
スマートコンセントで最低限必要とされる機能とは
1)停電になった時のコンセントの振舞はどうかと言う点
停電になる前の動作を保持して欲しい
これは仮にルーターにスマートコンセントを取り付けていた場合、停電になり電力が復旧してもコンセントがオフのままだとルーターが再起動しないので使えない状況となるからです。
テレビを見ていて停電になって復旧してもテレビが見れない事になります。
ですから、スマートコンセントの停電の立ち振る舞いは停電になる前の状態に復旧しないと困ります。
これが出来ないメーカーがあります。
メーカーに問い合わせしてもソフトウェアではなくハードの関係で出来ないと言われました。
もし冷蔵庫に使っていたら冷蔵庫の中身が高温になります。
ルーターの場合、監視カメラがオフラインのままになります。
玄関の鍵がWifiのみのスマートロックなら鍵の開閉が出来ません。
外出先からエアコンの操作が出来ません。
だからこれら重要な家電には使えない事になります。
電気代を計測する機能のあるスマートコンセントがあるので、色んな機器に取り付けしてリアルタイムの電力量や1ヶ月の累計電力量を計測したいので取り付けたい機器って色々ありますが、怖くて出来ません。
冷蔵庫・洗濯機・ルーターなど消費電力を計測したい機器って色々ありますからね。
2)操作するまで電源の状態を維持する機能
1ヶ月程度連続して使用していた場合、突然電源が落ちるケースが発生しました。
メーカーに問い合わせをすると、
「この製品は1ヶ月に1度電源を入れ直して使用して頂かないと電源が切れます」
「それをご理解の上利用できますか?」
との回答を得たものがあります。
勿論、そんな使い方なんて面倒なので出来ないと答えると、「返品下さい」との対応となってしまいました。
なんで1ヶ月に1度コンセントの抜き差しをしないといけない仕様になってしまったのかが疑問です、開発時の設計ミスとしか考えられません。
しかもその現象は使わないと解らないと言う点に最大の問題があります。
「購入時の説明書を見ても、停電復旧時には電源はオフになります。そして1ヶ月に1度コンセントの抜き差しをして頂かないと電源が勝手に切断されます。」
と書いていない事です。
折角喜んでスマートコンセントを購入したのに、使ってみると電源が勝手に切れる?
悩んだ挙句、問い合わせ先を探して電話なりメールをし、そして色々と調べさせられて、挙句の果てに、その仕様ですからそれを承知で使って頂けるか返品下さい。
と言った結果になってしまいます。
その手間と時間はどうなんだろうという事ですね。
単にコンセントですが、最低限必要な機能が備わっていない製品も有る事を理解する必要がありますね。
これを購入前に知るには製品のレビューしかありません。
でも、購入前にどれぐらいの人がその製品について隅から隅まで調べるでしょうか?
やはりこれはメーカーの責任は大きと思います。
返品対応してくれるのはありがたいですが。
それ以前に喜んで使える製品を作って欲しいと私は考えまず。
停電になっても状態が維持されるスマートコンセントの一例
MEROSS
型番は異なるかも知れませんがこのメーカーは問題無いと思います。
これに電力量の計測機能があれば良かったのに少し残念です。
CONIKO
このメーカーは現在Amazonで販売されていません。
このスマートコンセントには電力量の計測機能がありましたが今は販売されていませんね。
さいごに
Wifi機能がついていない家電に電源のオンオフ機能を備える目的での使用は生活をより便利にする機能の一つと思われます。
使用電力量を計測出来るのも素晴らしいし、外出先から電源のオンオフや、一定時刻になると電源を入れたり切ったりする機能は生活の助けになります。
しかしながら、コンセントとしての最低限の機能が無い製品も有る事を覚えて置く必要があります。
それを理解しないで使用すると思わぬ事故になりかねません。
電源が勝手に切れる事で飼育している命が失われる可能性もあるからです。
まあ、大げさですが
要するにこんな製品もあるので注意しましょうね。
というお話でした。
ちなみにどこの製品か書きたくなったのですが、最後までお読みいただいたのでちょっとかいておきますね。
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