メルクシパインの集成材でサイドキャビネットを製作(初作品)
出来上がりは十分納得出来る物で、身の回りの小物を収納したり置いたり非常に便利な物にできあがりました。
いつも私がくつろいでいる場所は、テレビの前にテーブルがあり、その後ろにソファーを設置して、そのソファーに座りながらテレビを見たり、ノートパソコンを膝に置いて触っています。
メルクシパインの集成材を、底板、中板、側面板×2枚、背板、内側の棚の天板、足板×2枚をそれぞれ寸法の通りに、電気のこぎりで切断します。
板のをそれぞれ凹と凸に加工する必要があります。
引き出しもついでに3枚組で組み立ててみました。
製品に色付けやニスを塗る時には、キッチリと磨きが掛かっていないと、表面がザラザラになって綺麗に仕上げらないので入念に行う必要があります。
磨き作業が終わると色を塗ります。私の場合は、水性のオイルステインを使用します。
出来上がりは十分納得出来る物で、身の回りの小物を収納したり置いたり非常に便利な物にできあがりました。
いつも私がくつろいでいる場所は、テレビの前にテーブルがあり、その後ろにソファーを設置して、そのソファーに座りながらテレビを見たり、ノートパソコンを膝に置いて触っています。
でも、いつもこの指定席に座っていると色々な物が机の周りに集まってくるので、食事をしたり何かをするたびに片付ける必要がありました。
そこで、色々な物が収納できる物を作れば問題解決だと言うことで、キャビネットを作成することにしました。
必要な機能
・郵便物などの大切な書類を引き出しに入れられること。
・眼鏡、サプリメント、すぐに必要のないリモコンなどが片付けられる引き出しがあること。
・タブレットがおけるスペースがあること。
・今使っている、リモコン数個がすぐ取れるように置けること。
・その他小物類がおけること。
使用した材料
どんな材料が良いのか、初めてのDIYですから近所のホームセンターで売っている物を材料としました。
・メルクシパインの集成材:厚さ15mm×1820mm×910mm(ベースの木材)
・ファルカタ集成材:厚さ13mm(引き出しの材料)
・シナ合板:厚さ4mm(引き出しの底)
・角材:5mm角(引き出しの底の固定に使用)
・水性オイルステイン(チーク)
・水性ウレタンニス(光沢なし)
出来上がりの寸法
全体の大きさ
・幅:600mm
・高さ:160mm~230mm
・奥行:325mm
内側の棚の寸法
・幅570mm×奥行180mm:高さ55mm
引き出しの寸法
・幅275mm×奥行310mm×高さ117mm✖2つ
製作方法
材料の切断
メルクシパインの集成材を、底板、中板、側面板×2枚、背板、内側の棚の天板、足板×2枚をそれぞれ寸法の通りに、電気のこぎりで切断します。
今回は初めての作品なので、強度も欲しいので組み方は3枚組にしました。
底板と側面板と背板をそれぞれ3分の1で凹凸に切れ込んで組む方式です。
それぞれに凹凸に加工して木工ボンドを付けてから、木工ビス(コーススレッド35mm)で固定します。
また、このビスの穴は皿取錐で穴を開けて、埋め木する方法を取りました。
ビスで止めた部分を上から同じ木で蓋をする方法です。
これなら仕上げが綺麗です。
ただし、この方法は皿取錐と埋木錐が必要ですので購入しておく必要があります。
※スターエム 皿取錐&埋木錐セット3X8MMを使いました。
3枚組で組み立てる場合は
板のをそれぞれ凹と凸に加工する必要があります。
この時、それぞれの位置に切断の印をつけるのですが、毛引きがあれば簡単に印をつける事ができます。
毛引きとは、任意の幅に刃が付いていて、それを板の側面に沿って動かすとカッターで切ったような印が付きますので、鉛筆で始点と終点の印を付けて線を引いて印をつける必要がありませんので便利です。
この加工の方法は、凸側はそれぞれ縦に切ってから横に切断します。
この場合、切る面に対して垂直に切る必要があるので垂直に切る補助具を使うか、慎重に切る必要があります。
凸側が出来たら、その結合部分の凹側を添わして凹側に目印をつけてから切断します。
この場合、凹側を寸法で印をつけて切ると狂いが生じますので、添わせて目印を付ける方が楽で綺麗にできます。
少し手間が掛かるのは凹側の凹んだ部分の切り取り方法です。
短い側は切れ込みを入れればOKなのですが、底側を切るのには手間が掛かります。
初めてだったので、色々テストすると以下の方法が簡単だと言うことになりました。
・楽な方法
底の部分の近くをドリルで穴を開け、その穴から糸鋸を使い大体の寸法で切断します。
あとはやすりで削って平にします。
最初の時は、紙やすりやノミで削っていたのですが、時間が掛かって大変でした。
そこで、ネットで「シントー 鋸ヤスリ S」と言うのを見つけて使うと、楽に仕上げが出来る事が分りました。
今持っている私の道具では、これがベストの方法だ思います。
この3枚組はそんなに手間が掛からずにある程度の強度が保てますからお勧めの組み方です。
引き出しの製作
引き出しもついでに3枚組で組み立ててみました。
引き出しは特に強度も必要がないので、木工ボンドと木工ネジでOKですが、練習のために3枚組にしました。
引き出し部分は表面に化粧板を使う方法ですから、出来上がった引き出しの枠に化粧板を張り付けています。
引き出しの底板は、溝を掘る機械(ルーターなど)を持っていないので、ルーターを使わずに出来る方法として、引き出しの4面に5mmの角材を木工ボンドで引っ付けてから、上から寸法通りのシナ合板を落として底板としました。
5mmの角材は木工ボンドを塗ってから、固定するために仮止めの釘を打って固定します。
取っ手は、丸い棒を買ってきて、適当な長さに切断してから下側に切れ込みを入れて引き出せるようにしています。
磨き作業
製品に色付けやニスを塗る時には、キッチリと磨きが掛かっていないと、表面がザラザラになって綺麗に仕上げらないので入念に行う必要があります。
私の場合は、まず80番、150番、250番、400番と順番に磨いてゆきます。
この磨きが大変で面倒臭いのです。
しかも、細かい粉塵が出ますので、防塵マスクとゴーグルをしないといけないので大変です。
特に夏場は汗だくになりますので重労働です。
また、磨きは組み立てる前に行うのですが、組み立てた後にも修正も出てきますので、組み立てた後に再度磨く必要もあります。
塗装作業
磨き作業が終わると色を塗ります。私の場合は、水性のオイルステインを使用します。
乾くのは遅いですが、油性のように匂いも無く、刷毛も水で洗えますし、急いで加工する必要もないのでお勧めです。
色は色々とありますので、サンプルを見て決めてください。
色が乾いたらニスを塗ります。
最初は普通のニスを塗ったのですが、その上に物を載せて擦ったら傷が付いてしまったので、水性ウレタンニスを手に入れて使用しました。この水性ウレタンニスは強度が高くて作業性も良いのでお勧めです。
ウレタンニスは水で薄める事ができますし、適度な時間で乾きますし、刷毛も水で洗えます。
1度ニスを塗ったら、乾いてから400番のペーパーで軽く撫ぜるように当ててから、再度ウレタンニスを塗ります。
これを3回ぐらい繰り返して完成になります。
回数は任意に行ってくださいね。
細かい作業手順は以下のリンクで確認してください。
細かい作業手順は以下のリンクで確認してください。