プラマードUの内窓を取り付けてみた感想と効果は - よっちことサン太

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2023年2月10日金曜日

プラマードUの内窓を取り付けてみた感想と効果は

寒さ対策の為にとプラマードUを自分で取り付けた記事をご紹介させて頂きましたが、実際にその内窓は期待通りのものであったのかをレビューしてみます。

内窓を取り付けたことによる見栄えや操作性はどうなったのか。

さらに内窓効果とその満足度をレビューしてみます。


まずは見栄えと操作性について 

これは取り付ける場所や内窓の種類によって評価は変わると思われます。

1)一番広い面積の四枚建ての引き違いの内窓について

見栄えについて

既存のアルミサッシの内側に取り付ける事になるので見栄えの問題を少し気にしていたのですが全く問題の無いレベルで満足しています。

既存のアルミサッシのガラスの縦枠の位置と内窓のガラスの縦枠が同じ位置に来るので外の景色の眺望が変わる事はありません
さらに見た目では内窓が設置されているかはよく見ないと解らないので説明しないと内窓が設置されているとは解らないかも知れませんね。

既存のアルミサッシのクレセントの位置とプラマードUの内窓のクレセントの位置はほぼ同じなのでこれも見栄えに影響はありません

今回使用したガラスはArgon入りのエコガラスで遮熱高断熱ペアガラスですが、ガラス自体に若干薄い青色のような色が付いています。
ガラスの保証は10年らしいです。


操作性について

内窓が付いた事で窓の解放などの操作についてどうなったのかと評価してみると当たり前なのですが窓を開放する際は2回の操作が必要となります。
クレセントを2ヶ所操作する事になります。
まあ、これが手間だと言えば手間ですがそんなに頻繁に窓を開閉する事も無いので大きな問題はありません。

そしてこのように二重に窓を取り付ける事で防犯性もアップします。


2)出窓について

見栄えについて

4枚構成の出窓のガラス部分の内側に2枚建ての内窓を取り付ける事となったのですが、丁度中央部分にクレセントのある縦枠が来るのですが特に目障りな感じはありません

出窓については、今までその出窓部分に置物等を置いていたのでその空間が使えなくなるのではと言う点が気になっていました。

でもその部分に置物を置く台を作成すれば従来のように置物を置くことが出来るようになるのではという事で作成したのが以下のような物です。

これにより従来のように置物を置くことが出来るようになったので出窓の空間を無駄にする事無く利用出来るようになったので満足しています。
この空間なら窓を閉めている限り埃も入らないので綺麗に保てますね。

作成した台はこんな感じです。

▲これが作成した台です。

▲ホームセンターで幅250mm長さ1100mmの板を購入してアーチ型にノコギリで切断し、角をペーパーで丸く整えてから色を塗ってニスを塗りました。

マルチポスト3A
▲土台はこれが便利なのでホームセンターで2個購入、高さはネジを回すと調整出来るので便利です。

  

このようにすると埃が溜まらないショーケース状態になりますよね。

これはこれで気に入っています。

操作性について

これも二重窓であるので外の空気を入れる時は2回クレセントを操作しないといけません。
これも大した問題はありません。

内窓のクレセントは中央についているので操作もし易く不便になった気はしません。

この従来の出窓のガラスは以前防犯ガラスにしていたので断熱性が落ちていたのですが、内窓を付けた事で断熱性がアップしたのでこれも満足度が高いです。


3)上げ下げ窓

見栄えについて

これは既存の窓が上げ下げ窓なので、それに2枚建ての引き戸の内窓をつけると開放部分が上げ下げ窓の半分になるので開放と言う意味では能力が落ちます
これは残念な点ですね。

しかし、この窓は普段あまり使わないので季節の良い時期に外の風を取込むだけですので断熱性と比較すると問題になるレベルではありません。

見た目は上げ下げ窓は中央に横の窓枠があり、2枚建ての内窓は中央に縦の窓枠が来るので丁度十字の模様になります。
これをどう感じるかの問題です。
今まで上下2枚の様な窓が4枚の様な窓になる感じなのでこれも好き嫌いですね。

操作性について

この窓を開閉する場合には、内窓のクレセントを外して内窓を開けてから上げ下げ窓に少し手を突っ込んでクレセントを操作しないといけないので若干面倒です。

▲既存の上げ下げ窓のクレセントはこんな感じ

▲このように十字部分の所に外側のクレセントがあるので少し操作し難いですよね。
デザイン的にはこんなイメージになります。

これがもし開き戸にしていた場合には上下窓のクレセントの操作は簡単になりますが、内窓の開き戸を全て開放しないとダメなので、それはそれで不便です。
そして開き戸が完全に開けられるように窓附近にスペースも必要ですから注意が必要です。

今回我が家の場合は2枚の引き違いの内窓で満足です。


4)勝手口

見栄えについて

見た目は従来の勝手口の扉の前にはめ込む形になるので違和感はありません。

操作性について

季節的に外の空気を取り込みたい場合は、FIX窓を取り外して横に立てかけておくと邪魔になりません。

▲この内窓の左側に冷蔵庫があり、その冷蔵庫と壁の間に空間があるので外した内窓はここに立てかけて置くことが出来ます。

我が家の場合、この勝手口の利用は台所からの外への出入りでは無く台所の通風確保のみに使用している感じなのでFIX窓にしても問題はありません。

但し緊急時のドアの役目もあるのでこの勝手口を外から開ける事も考慮しないといけないので対策が必要です。

玄関ドアから家に入れない事情が発生した場合は、この勝手口から家に入る必要があるからです。

今までこの場合は勝手口のドアを鍵を使って開ける事が出来ていたのですが、これがFIX窓となるとこのFIX窓の外側にも取っ手が無いと外せない事になります。
(内側からハズレ止めのネジが付けられている場合は外側から外せません)
注意が必要ですね。

見栄えについての結論

既存のアルミサッシに内窓を付けても見栄えは悪くならない。

既存のアルミサッシに内窓を付けてもそれぞれの窓の縦枠の位置に内窓の枠が同じ位置に来るので窓の景観を損なわないようになっています。

クレセントの位置も既存のアルミサッシと内窓とほぼ同じ高さにあるのでこれも見栄えに問題はありません。


内窓を取り付けると景観が悪くなると思いがちですが後付けの内窓でも余り問題は無いような気がします。

但し、取り付ける内窓の枠の色は注意しないと内窓が目立つ感じとなり見栄えに影響が出る可能性があるので注意下さい。
私のお勧めは既存のサッシの枠と同じ色をお勧めします。
既存の窓の額縁の色でもOKなのでしょうが、その辺りは慎重に検討される事をお勧めします。


内窓の効果は

内窓を取り付けた事で体感的な表現をすると以下のような感じです。

部屋の位置による温度差が少なくなった
特に「部屋の場所による温度差がすくなくなった」と言う点については今まではエアコンから遠い位置の台所の勝手口附近や一番大きな四枚建ての引き違いの付近では温度が低く少し寒かったのですが、内窓を付ける事で全体的に同じような温度に保つ事が出来ています。

室温の低下速度が遅くなった
エアコン温風吹き出しの頻度が下がったり、室温が今までより約1度ぐらい高い数値で維持されるようになった気がします。

室温の保温性能がアップ
保温性能がアップしたことでエアコンを切っても室温の低下が緩やかになったり、同じエアコンの温度設定でも室温が今までより1度程度高い数値で維持されている気がします。

勿論これらの事からエアコンの消費電力が下がっているはずですから電気代も節約出来ていそうです。


そしてそれ以外のと効果と言えば

それは防音効果です。

お隣さんの車のエンジン音やドアの開閉音そしてシャッターの開閉音などの生活音
そして家の前を通る車の音が若干軽減しました。

ただし、今回採用したガラスが遮熱タイプのペアガラスなのでそんなに防音効果は大きくありません
今までより音が少し小さくなったかなと言う程度です。
今回の目的は断熱効果を目的としているので特に不満はありません。
もし、防音効果を望むのであれば防音ガラスを入れると満足出来ると思います。

さらに結露防止効果です。
幸い我が家のリビングでは今までから結露は発生していないので効果はわかりませんが、もし結露がある場合は環境にもよるでしょうが改善が期待できると思います。

そして防犯抑止効果です。
一重窓+面格子+防犯ガラス+内窓を付ける事により防犯効果がアップして行きます。
窓を壊すにも面格子を外さないといけないし、面格子を外しても防犯ガラスだとなかなか破れない、そして破ったと思ってもまだその内側に窓があるなんて誰もそんな場所に手を付けませんからね。
防犯の抑止効果が期待出来て安心感も得る事が出来ます。
※但し非常事態時の避難経路の確保は事前に計画しておいてくださいね。


断熱効果をもう少し見てみると

リビングに面する全ての窓を内窓にしたので断熱効果はアップしています。

ただどれぐらいアップしたのかと言う点においては計測が難しいので参考値を書いてみます。

例えば

午前9時
出窓の外の外気温が0.7℃の時
出窓と内窓の空間温度は6.0℃
リビングの温度が20.6℃
反対側の廊下の温度が9.6℃
※リビングのエアコンの設定温度は20℃に設定

寒い日の午前7時
出窓の外の外気温が-2.3℃の時
出窓と内窓の空間温度は4.9℃
四枚建ての引き違い窓と内窓の空間温度は3.3℃
リビングの温度が19.8℃
反対側の廊下の温度が10.0℃
※リビングのエアコンの設定は20℃に設定

これらの温度を分析していえる事は
窓の大きさが大きいほど外窓と内窓の空間の温度が低くなっている
空間温度はエアコンの入っていない部屋の室温よりも低い
(部屋にある扉の影響は窓に比べると気温低下の影響は低い)


ここから以下は私の勝手な妄想的評価です。

我が家の窓はアルミサッシで「複層ガラス」、今回取り付けた内窓は樹脂サッシでガラスは「Argon入りのエコガラスで遮熱高断熱ペアガラス」です。

もし内窓を取り付けていない場合は、外気温-2.3℃により空間温度3.3℃となりその3.3℃が直接リビングの温度に影響を与えることとなります。
エアコンの入っていない部屋を見ると、外気温ー2.3℃により室温が10.0℃となっている事から窓による温度低下は非常に大きい事が解ります。

ーーーーーーここから私の妄想ーーーーーー

そして内窓を取り付けた場合は、空間温度3.3℃の温度が内窓に影響を与えることになりますが、内窓のガラスが単なる複層ガラスでは無く「Argon入りのエコガラスで遮熱高断熱ペアガラス」であればその断熱効果が部屋に与える影響をより緩和してくれることになります
 単なる複層ガラスの場合は外気温ー2.3℃で空間温度が4.9℃だったとすると、この複層ガラスで7.2℃の温度を緩和してくれたという事になります。
 そして空間温度が4.9℃を「樹脂刷新のArgon入りのエコガラスで遮熱高断熱ペアガラス」で仮に倍の数値で緩和してくれたとすると7.2℃×2倍で14.4℃+空間温度4.9℃で19.3℃をリビングの温度に影響を与える結果となります。
リビングの室温が19.8℃で有る事から窓による室温への影響は殆ど無くなったことになります。

ーーーーーーここまで私の妄想ーーーーーー

従って内窓を取り付ける場合は出来るだけ熱を逃がさない樹脂製のフレームで且つ高断熱のガラスを採用するのがお勧めだと言えます。


まとめ

今回は自分でYKKAPのプラマードUの内窓を注文して取り付けましたが出来上がりについては満足です。

当初は自分では大変だろうと思っていたのですが特に大きな問題が無く短時間で作業も完了しました。

自分で取り付けると自分のペースで片付けて取付も出来るのでストレスがありません。

自分で取り付けると工賃も必要ありませんから安く済みます。

ただ一番注意しないといけない点が一つあります。

それは取り付ける窓の部材をその場所まで運べるかどうかと言う点です。

玄関に届いた窓を2階まで自分一人で運べる重さと大きさなのか?
誰かに手伝ってもらえるのかを良く考える必要があります。
取付場所まで運べたなら問題無く取付は出来ますが、運べなかったら取り付ける事が出来ませんので注意してください。

この光熱費の高騰している今
そして生活しやすい環境を作る事をお勧めします。

関連情報

YKKAPの内窓プラマードUをネットで購入し自分で取付てみた(思い立ってから内窓到着まで)

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