昨年の12月に玄関ドアをYKKAPのドアリモに交換したのですが、その後の使い勝手や感想についてまとめてみました。
スマートコントロールキーは優れものなのか。
防犯性能はアップしたのか。
以前のTISTEMの玄関ドアからドアリモに交換した価値があったのか考えてみました。
生活スタイルは変わった
今まで玄関ドアのロックはセサミで行っていたのですが、それがYKKAPのスマートキーに変更になりました。
今までセサミなどのスマートロックを使用していなければ物凄く便利になった気がすると思います。
外出時にいちいち鍵を取り出してロックや解錠しなくてもボタン一つで操作出来るんですからね。
しかし、今までスマートロックを使っていた立場から言うと利用範囲が狭くなってしまったので面白みは減りました。
従来であれば、Alexaに「玄関を開けて」「玄関をロックして」と言えば開閉してくれました。
娘の帰宅時間に合わせてロック解錠や、外出時にFlic(ガジェット)のボタンを押せばロックしてくれたり、車で帰宅時にEcho
AutoでAlexaからロック解除を指示すれば開けてくれました。
さらに誰かがロックを操作するとアプリで通知が飛んできました。
これらが一切利用出来なくなってしまったからです。
でもかといってYKKAPのスマートコントロールキーはダメなのかと言われると、そうでも無く使い方自体が変化するというだけです。
具体的な使い方と問題点は
1)外出時の鍵の開閉はポケットキーで問題無し
外出時の玄関の操作はいつも持ち出すカバンにポケットキーを入れておきます。
娘にもポケットキーを渡して常に持ち歩いてもらっています。
ロックの操作はポケットキーを所持した状態で玄関の取っ手のボタンを押すだけです。
すると簡単にロックの開閉が出来ます。
これはこれで慣れる便利です。
ドアの前でロックされる音が鳴りドアの取っ手を前後に操作するとロックされているかを確認する事が出来るので確実にロックした事が解るからです。
(今までのスマートロックなら本当にロックしたのかをアプリで確認していましたのでその手間は省けました。)
開閉速度についても不満が無いレベルとなっています。
スマホにスマートコントロールキーのアプリも入れているのですがこれだとアプリを起動しておかないといけないし、アプリを操作する手間が掛かるし、開閉に時間が掛かるのでポケットキーの方が早いので滅多にスマホのアプリは使用しません。
(但し、もしポケット―キーなどを持ち出すのを忘れた時スマホさえもっておれば鍵の操作が出来るのでこれはこれで安心です。)
そしてポケットキーには物理キーが入っていますので、もしも電池が無くなったり上手くシステムが動かなかった場合はその物理キーで開閉できるので安心感があります。
2)家中で鍵を操作するにはスマホアプリで
家の中で鍵の状態を確認するにはスマホのアプリを利用します。
ただし、鍵とスマホの位置関係により鍵の状態を確認する事が出来ない場合もあるので注意が必要です。
(また感度の問題で言うとスマホの機種によって若干変わります)
我が家の環境では常に居る場所で鍵の状態を確認する事が出来るので鍵の掛け忘れがあった場合にはスマホのアプリでロックします。
例えばお昼寝しようと思った時玄関の鍵の状態を確認する事も出来てロックも出来るということです。わざわざ玄関まで行く必要が無いので便利です
(但し家の中でのポケットキーのロックボタンの操作は範囲が狭いので使えません)
3)スマートコントロールキーは安心して利用できる
今まで使用していたセサミについて一番の心配は故障の問題でした。
セサミ本体が物理的に壊れてしまい物理キーを使用しても鍵を回転させる事が出来なくて別の出入口から家に入って玄関の鍵を開けないといけなくなったようなケースもあったようです。
(物理キーでシリンダーを回転させてもセサミ本体のギアが壊れて回転しない事で操作が出来ないような故障のことです)
しかしこのYKKAPのスマートコントロールキーの場合はドアのメーカーが作成しているキーシステムなのでもしポケットキーで操作が出来なくなったとしても物理キーで確実に操作出来るので安心です。
スマートコントロールキーの機能が壊れても物理キーで確実に操作出来る安心感があります。
但し最悪の場合を想定して玄関以外から家の中に入れるルートは確保しておく必要があるので外出時には玄関以外のドアの鍵は常に持っているようにしています。
その他の気に入った点は
通風ドアは便利
ドアを交換したのが12月ですからまだ本格的に通風ドアを使用していませんが、年末年始にリビングで鍋を楽しんだのですが、鍋をすると匂いが部屋に籠るので困ります。
部屋の窓と扉を全て開放して空気の入替えをするのですがなかなか匂いが取れませんでした。
リビングの匂いが取れたかなと思ったら玄関や廊下にまで匂いが残っていたのです。
そこで玄関の通風ドアと玄関に面している窓を開放しておくと知らぬ間に匂いが消えていたのです。
リビングは窓を長時間開放しておくと寒いのである程度匂いが取れると閉めないといけないのですが、玄関まわりについては長時間開閉しておいてもリビングが寒くなることは無いので開けて置けます。
そこ結果匂いが完全に逃げてゆくのです。
玄関の通風ドアから玄関回りの廊下側の窓への空気の流れが出来るので早く匂いが逃げるようです。
これは大きなメリットです。
今後、季節が良くなった時の利用が楽しみです。
▲通風ドアはレバーでロックを解除してこの取っ手を引っ張る事で開く事が出来ます。勿論網があるので虫などは入ってこれません。
防犯性のアップ
YKKAPのドアリモに交換して防犯性能はアップしました。
1.以前よりガラス面が少なくなったので窓からの侵入の心配がなくなりました。
2.ピッキング対策がアップした。
(1つ目の鍵を解錠しても50秒以内に2つ目の鍵を解錠しないと解錠した鍵がロックされる機能が安心です)
3.ドアガードを利用することで夜間の防犯性能がアップしました。
(ドアガードを利用すると外から鍵を開けてもドアを開ける事が出来ないので安心です。
これは鍵を紛失したりピッキングされたりした際にドアを開ける事が出来ない機能です。
誰も帰宅する事のない状態(寝る前)になった時に利用するとさらに防犯性がアップします。
これを引っ張ったり立てたりして使用します。
4.鍵を解錠して25秒以内にドアを開けなかったら再びロックされるので安心。
(これは庭に出ようと思ってロックを解錠したけど別の用事が出来たのでドアを開けずに解錠の状態で家に戻った時に自動的に再度ロックされる機能です。
鍵の掛け忘れ防止機能なのでこれにより防犯性もアップします。)
上のサムターンをロックすると自動的に下のサムターンをロックされます。
アンロックの場合は上下両方サムターンを操作して解錠する必要があります。
サムターンを解錠してもドアを開けないと再びロックされます。
さらにドアが閉まっていない状態では鍵をロックする事は出来ないようになっています。
5.オートロック機能は安心だが・・
オートロックについては締め出しが怖いと思って使っていなかったのですが取説を読むと以下のとおりとなっていましたが私としては使用しない事にしました。
理由の一つは利用頻度が少ないからです。
自動施錠にした場合(取説より)
リモコンキーやスマートフォンを持ってハンドルボタン操作で解錠した場合やリモコン操作で解錠した場合、ドアを開いて室内に入り、ドアを閉めると上下2つの鍵が自動施錠されます。
この文章では、室内から鍵を解錠して外に出ても自動ロックはしない。
リモコンキーやスマートフォンを持ってハンドルボタンを操作して解錠した場合のみ自動ロックが掛かるようですね。
という事になっているようです。
ですから、手動で鍵を解錠してゴミを出したり庭に出たりした場合はロックは掛からないという事になるので安心して利用出来そうですね。
ただし、我が家の環境では週に1度ぐらいしかボタンを押してロック解錠しないので自動ロックの使用頻度がありません。
このような状況では自動施錠のメリットは少ないのと、自動施錠と言う言葉の怖さで使わない事にしました。
(今は自動施錠の条件を覚えているが、その内忘れそうだから)
家全体の雰囲気アップ
2年前に外壁の塗装をやり直し、今度は玄関を取り換えた事で家の雰囲気もアップしました。
家を外から見ると全体的に綺麗な状態なので家への愛着も増しました。
古いドアはパッキンが破れてきていたり外観の色が褪せて来ていたりしていたので綺麗になりました。
そしてガラス面が小さくなった事から防犯性もアップしたので安心感もアップしたので心配事が一つ減った感じです。
まとめ
YKKAPのドアリモに交換して約2ヶ月弱経過しました。
スマートコントロールキーの使い方も慣れてきたので特にストレスを感じる事もありません。
通風機能も優れものだし家の雰囲気もアップしたから満足しています。
これで当面は玄関回りをリフォームする事もないので一段落という感じです。
外壁塗装をやり直したらついでに玄関も見直される事をお勧めします。
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