DIYで噛み癖のある仔犬の犬小屋を作ってみた。その機能とは - よっちことサン太

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2017年3月6日月曜日

DIYで噛み癖のある仔犬の犬小屋を作ってみた。その機能とは

チワワのサン太の為に、サークルにセットする犬小屋(ベッド)を作りましたので紹介します。
余っている材料で作ってはいますが、色々な対策や機能を工夫しています。





チワワのサン太のベッドを作り直した理由

従来はクレートをチワワのサン太のベッドにしていたのですが、まだまだ仔犬のチワワですから「いたずら」が激しい為に、そのクレートではサン太の健康の為にも良くないので新たに作る事にしました。
  • クレートのファスナーの部分を噛みちぎっては口をモグモグさせているので、プラスチックのような物を食べてしまっている可能性があること。
  • クレートの網を爪で引っかいたり、カミカミしているので、此方の精神衛生にも悪いこと。
これらの理由から犬小屋(ベッド)を作る事にしました。



完成品の寸法と機能
寸法
  • 幅:540mm
  • 奥行:350mm
  • 高さ:570mm
機能
  • 天板はレールによる可動式にしており、上から犬小屋の中を触る事が出来ます。
  • いたずら防止の為に、噛みそうなところはトタンで噛めないように加工しています。
  • 床は、サークルの床より下げてクッションがを乗せると同じ高さになるようにしています。
  • 床の下に毛布を敷いて上から床を乗せると、毛布を仔犬が引っ張っても抜けないようになっています。
  • 背板の最上部は中央部分で動くので、上下の部分に毛布を入れて固定する事ができるので仔犬が毛布を引き出せないようになっています。
    毛布を二枚セットすれば、その間でお休みが出来るようになっています。
  • さらにもう一枚の毛布を後ろに挟んで前にもってくると、のれんの状態になり中が見えないように出来ますので、温かくすることも出来ます。


使用した材料

  • 赤松の集成材:厚さ20mm(余っていた材料)
  • コンパネ:厚さ8mm(余っていた材料:床の素材に使用)
  • 杉の板:厚さ:18mm(余っていた材料:床の下駄に使用)
  • トタン:厚み0.27mm(木の保護(噛み防止)に使用)
  • レール:1セット(2個)(天板の移動に使用)
  • タッピングビス:3.5mm(径)✖12mm(長さ)(トタンを止めるのに使用)
  • コースレッド(木ネジ):45mmと38mm
  • 水性ウレタンニス

製作方法

材料を必要な長さに切断します。
定規をクランプで固定して丸鋸のガイドにします。
丸鋸で切断する様子です。

切断した材料の切り口をカンナと布やすりで整えます。、
作業台のバイスに側面の板2枚をセットして西洋カンナで削ると2枚同じサイズのパーツを作る事が出来ます。

やすりホルダーを使って、表面を磨きます。

今回は仔犬が木の端を噛めないようにトタンを巻きます。
トタンを必要な寸法にハサミで切断してから、端を3~4mmを折り返します。
その後、横板の片方の入り口になる部分にトタンを折り返してビスで留めます。
ビスで止める前に、ポンチで穴を空けてからビス止めしてください。

さらに、入口の床部分も、その下のマットを噛みちぎるのでそれを防止するためにトタンを張ります。
この写真では見えていませんが、入口のトタンの下側には水平に板が付けてあるので、その板とサークル内の床を固定する形にしています。

トタンを折り曲げるには道具が必要ですが、道具が無いので、トタンの上に定規の様な物を置いて、折り返したい部分を出した後、下から金槌で叩いて折り曲げます。

天板は可動式にしています。
レールを両サイドの板の上部にレールを取り付ける事で可動式にしています。
このレールは前後に移動させることが出来ますので、ベッドを整えたり、仔犬を上から捕まえる事も出来るようにしています。
もちろん寝る時は蓋をしてあげます。
また、天板の取っ手は、丸い棒状の木を三分の一西洋カンナで削って天板の裏から木工ビスで止めて作っています。
犬小屋の前の板は、チワワのサン太が興奮してジャンプして犬小屋に入る時があり、頭を打ったので切断することにしました。
犬小屋の手前で切断して、その切断した板と犬小屋をビスで固定しています。

床の部分はコンパネを床の寸法に切断してから、その床(コンパネ)の板の下に杉の板を下駄にしています。
サークルの床の高さより下げないと、クッションを入れると床より上がってしまうので、下げて床を設定しています。
このコンパネは少しササクレがあったので、400番の布やすりで磨いてから、ウレタンニスで表面を整えました。
赤松の集成材の余りが無くなったので、代用品としてコンパネの板を利用しています。


また、この床を入れる前に毛布を挟み込むと、仔犬が毛布を引っ張っても抜けません。
床は寸法ピッタリに作っていますので、真上に毛布を引っ張らないと抜けないようになっています。
床を犬小屋に固定しようと思ったのですが、後々の掃除や毛布の件もあり収納式にしました。

背中の部分は、最上部の板だけを可動式にしていますので、冬場は、その板の上と下にそれぞれに毛布を挟むと、犬小屋の中には毛布に潜れる空間が出来ますので、その中で仔犬が寝てくれるようにしています。
また、その毛布を挟む部分は木の角度を調整することで、毛布を挟んで固定出来るようになっていますので、仔犬が引っ張っても抜けません。

また、逆に後ろから前に毛布を被せれば、「のれん」の様な形状にすることも出来ます。
真冬の場合は、入口を毛布で塞いで利用すると暖かいと思います。
これは、毛布を上からぶら下げる事で仔犬がその中で眠れるようにしています。

夏場は、換気口としても利用できます。

この最上部の板の材料は、赤松の集成材が無くなったので、余っている杉の木を使いました。
両端の中央に木ネジで1ヶ所ずつ止めれば回転しますので、それを利用します。




犬小屋の横に横木がありますが、これを仔犬が噛むのでトタンを巻いて噛めないように対策を実施。


これが製作前の状態です。

そしてクレートを取り外した状態がこれです。
完成がこれです。

出来上がった後は、毛布をかき分けて自分から寝床に入ってくれていますので良かったです。
本当は、入口をアーチ型にしてあげたかったのですが、何しろイタズラ盛りのチワワのサン太ですから、そんな事をするとぶつかるし、カミカミして大変ですから、落ち着いたら改良する予定です。





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